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GoogleからTV産業へのメッセージ:受け入れるか、死を選ぶか

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先週のビジネスインサイダーの記事ですが、興味深いので翻訳してご紹介。Googleのエリック・シュミットがGoogleTVのイギリス進出を受け手エジンバラで講演を行ったのですが、その講演からの要約です。

Google To TV Industry: Adapt Or Die

 

先週(8月22〜27)、Googleのチェアマン、エリック・シュミットはイギリスのTV産業に対してレクチャーを行った。彼のメッセージは要するに(変化を)受け入れるか、死か、というものだった。

キーポイントをここに幾つか挙げておく。こちらの全文からの要約だ。

  • TVはよりソーシャルになる… TVはソーシャルレイヤーを取り入れる機会が増えるだろう。G+の最もクールな機能はハングアウトと呼ばれるビデオチャット機能だ。この機能を使えばYouTubeを一つの部屋でみんなで見るような感覚を味わえるだろう。多くの視聴者はソーシャルレイヤーを欲していると確信している。そしてそれは放送業者にとっても素晴らしいものになる。トレンドのハッシュタグは今何を人々が見るべきかのアウェアネスを向上させ、レイティングの上昇に貢献するであろうし、さらにそれは視聴者とのエンゲージメントを計る指標になるだろう。フィードバクも即座に得られるし、放送時間に都合のつかない人にそうしたチャンネルがあることを知らせることに非常に役立つ。
  • ビデオはモバイルへ… 現在、YouTubeでは、毎分2時間ものビデオがモバイル機器からアップロードされている。インターネットといえば部屋でPCからという時代は間もなく終わり、外でモバイル機器からアクセスするのが多くの人にとって普通のインターネット利用になるだろう。
  • GoogleTVは、コンテンツ産業と競争するものではない… みなさんにとって、GoogleTVは目下の論点であると思う。我々がそれをローンチした時、アメリカのTV産業の一部は我々が放送業者やコンテンツクリエイターとの競争を目論んでいるのではないかと恐怖したが、実際には我々の狙いは真逆だ。我々はオープンプラットフォームの次世代TVを提供することによって、コンテンツ産業をサポートしたいのだ。アンドロイドもオープンプラットフォームだが、それによって次世代モバイルの発展に貢献しているのと同じことだ。スマートフォンはモバイルインターネットにとって、次の時代を切り開いたが、我々はGoogleTVがTVのために同じ貢献ができることを思っているし、より大きな価値を創りあげたいとも思っている。(コメント:アンドロイドは確かにオープンなプラットフォームとして始まったが、Googleは徐々にアンドロイドに制限を加えるようになってきており、この道はアンドロイドをオープンから承認制の電話にするかもしれない。もしGoogleがモトローラの電話ビジネスを掌握するなら、(そしてそれはほとんど確実だと思うが)Googleが他のメーカーを平等に扱うかどうかは疑わしい。TV産業の人間はそのことを頭に留めておいたほうがよい)
  • Googleはコンテンツを無料で提供するつもりではない… 我々は、コンテンツビジネスのモデルは無料か課金どちらがベストか決める立場にはない。それはコンテンツオーナーが決めるべきことで、もし彼らがチャージしたければすればよいと思し、ユーザーも払いたいと思えば課金制のコンテンツを利用すれば良いと思う。我々が望んでいるものは、できるだけ多くの人々がコンテンツにアクセスできようにな環境なのだ。しかし、それは全てのコンテンツが無料であるべきだ、という意味ではない。レトリックとして云っているのではなく、我々は、オンラインのコンテンツからきちんと収益を上げれるようなツールをたくさん作ってきた。我々はペイパービューとclick to buyのような他のトランザクショナルなモデルをYouTubeで実験中だ。もちろん、Googleの広告モデルは、コンテンツオーナーにとって究極のマネタイズツールだ。
  • GoogleはTVを作らない… 幾人かは、Googleは自身でTVコンテンツを作るべきだと提案するが、そうした人達は、Googleはテクノロジーカンパニーだという重要な点を見落としている。我々は人々とコンテンツをエンゲージするためのプラットフォームを提供し、広告をコンテンツの隣に置くだけだ。信じてほしい、もしあなたがGoogleにTVを制作するパワーと自由を与えたら、あなたは結局出来の悪いSF作品ばかり見る事になるでしょう。ただ、我々はコンテンツに投資することは惜しむつもりはありません。
このスピーチが示すのは、GoogleはYouTubeのオリジナルコンテンツを作り上げることと投資することに強い興味を抱いているということだ。それは自身でTVスタジオを持つこととは、微妙に違う。しかし、最終的には同じことだろう。Googleは新しいビデオコンテンツの誕生に貢献することになるのだから。

言い換えると、Googleはビデオを再定義するデジタル革命の一部であるということだ。TV産業はそれと共に歩むか、そこから手を引くあるいは見放されるかだ。

興味のある方は全文を読むかビデオを見る事をお薦めする。シュミットのスピートは36:00ごろから始まる。