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GoDaddyがSOPAを支持、叩かれまくって即撤回

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二日間に及ぶSOPA(Stop Online Piracy Act)を巡る審議は、結局ツイッター上での炎上があったり、専門家の不在により議論が空中戦状態になるなど、空振り模様で、12月21日に3回目のマークアップが行われる予定でしたが、それも来年に持ち越しとなりました。結論を急いだのは、推進側と目されていますので、これは反対派にとってはある種の達成ですが、これで廃案になったわけではないので、反対派も賛成派もこれからの一ヶ月、相当な労力を費やすことになりそうです。

さて、そんなSOPAを巡る運動で先日面白い動きがあったのでご紹介。

基本的にSOPAを巡る対立はハリウッドやレコード業界などの既得著作権団体が推進派、新興勢力のIT産業が反対派という構図なんですが、例外的存在が出てきました。
GoDaddyという、アメリカ最大手のホスティングサーバー会社が、下院議会のリリースするSOPA支持団体に名前を連ねていたのです。
GoDaddyはアメリカでも最も有名なドメインホスティング会社で、テレビCMなんかでも頻繁に登場します。スーパーボウルでもCMが流れるくらい。日本のさくらインターネットやエックスサーバー足してたものより大きいかも。

そうした超有名IT企業の名前が突如SOPAの支持リストに出てきたので、先日より大騒ぎになってます。
んで、当然反対運動が起きたわけです。
あらゆるテック系ニュースサイトから叩かれ、名だたるブロガーに叩かれ、さらにはNoDaddyという、現在GoDaddyでホスティングしているユーザーが、GoDaddyがSOPA支持を撤回しない場合、他のホスティング会社に引っ越すことを宣言するサイトです(笑)

たった一日で、500人、あわせて9851ドメインが移転を表明しています。

こうした激烈な抵抗を見てか、NoDaddyのサイトが出た翌日、GoDaddyは自社のオフィシャルブログでSOPAを支持しないことを表明。電光石火のネット上での抵抗運動が見事に実を結んでいます。

しかし、アメリカのインターネットユーザーはこうした運動の展開が上手いですね。Tumblrユーザーによる90000件近くの電凸攻撃なんかもありましたが、大手の企業やBSAのような巨大な団体の意見を翻えさせることに成功させてますからね。

日本の運動家も見習うべき部分がたくさんありそうですね。

参考記事:
Go Daddy Pulls Support For The Bill That The Internet Hates
NoDaddy lets you pledge to boycott Go Daddy for its stance on SOPA
Here Is Godaddy’s Statement In Support Of The Stop Online Privacy Act House Hearing Tomorrow

 

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