Daily Archives: 2012/05/04

映画レビュー「少年と自転車」

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Via 公式サイト/

「少年」と「自転車」というキーワードで思い浮かべる映画といえば、やっぱりイタリアン・ネオリアリスモの「自転車泥棒」なんですが、ダルデンヌ兄弟のようなスタイルの映画作家は、当然あの映画を参照しているだろうな、と思います。

もっとも自転車泥棒は、少年よりも、自転車を盗まれた父親の焦りと自分も自転車を盗んでしまう弱さや葛藤に焦点をあてていて、少年はピュアな視点担当のような感じですが、同じ自転車が盗まれるというアイデアを使いながら、ダルデンヌ兄弟は少年の純粋さと残酷さ、危うさなんかも同時に描いています。

この自転車という小道具は青春映画には割とかかせないアイテムの一つで、単にバイクや車は免許の関係で乗れないから、というのもありますが、青春の全力で疾走する感覚というのを表現しやすいんですね。自転車って漕ぎ続けないと倒れちゃうものですから、立ち止まらず前に進み続ける青春の象徴のようによく使われます。