Daily Archives: 2012/05/19

地域活性化は映画の新しい製作意義になり得るか。「まちづくりx映画づくり」のコラボ、ふるさとがえりの試みとは。


公式ポスター

映画製作というのは一般的に大金のかかる、ハイリスク・ハイリターンなビジネスであります。
近年はデジタル化の恩恵を受けて、制作費のコストは多少なりとも抑えられ、自主映画も活発に作られています。
映像作品を発表する場に関していえば、デジタル・オンライン革命の恩恵を受けて(マネタイズできるかどうかを別にすれば)作品発表にかかるコストは劇的に下がっています。

製作に関しては、人的コストやロケーションの問題などまだまだ色々大変な面はありますが、映像作りというのが、かつてと比べて格段に身近に感じられるようになりました。
大げさに云えば映像制作の民主化とでも云えますかね。

映画製作は集団作業であって、多くの人間を巻き込みます。良い映画を作る時には、卓越した才能を持つ監督や、俳優、脚本家などがその感性を多いに発揮できることも重要ですが、それと同じくらい集団を一つの目標に向かっていかにまとめ上げるかも大変重要です。


言い換えると、期間限定のコミュニティ作りのようなものです。

こうした映画製作を地域活性化に役立てようとする動きがあります。
ものがたり法人「FireWorks」は、映画製作を通じた「地域のブランディング」を提唱し、単なる映画のロケ地に留まらない、まち作りと映画作りのコラボレーションを、地域住民を巻き込んだ活動を行っています。

そのFireWorksの最新作である「ふるさとがえり」もまた、阜県恵那市を舞台に、地域の人々が実際に映画作りに参加し製作された作品です。
この映画は「えな”心の合併”プロジェクト」というプロジェクトが母体となり、市町村合併後に、なかなか各ローカルコミュニティの交流が進まない現状を映画製作を通じて打破しよう、ということで企画がスタートしました。

この映画の製作意義として公式サイトにはこうあります。

地域の全面的協力で創るのではなく、地域自身が発信する物語である
従来の映画作りのように、制作会社が、既に決まっている物語を地域フィルムコミッションの協力で制作するのではなく、地域の人々自体が主体となり物語自体の作りこみにも参加をし、メインのスタッフとして、ただの協力ではなく、自分たちの映画として制作に携わることで、本当の意味での地域から発信する映画とする。



地域側からの自立的な映画製作の意義について、この映画の上映会展開のプロジェクトリーダー、五井渕利明さんにインタビューを行いました。
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