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TV Everywhereを実現する新型ロケーションフリーサービスがKickstarterから登場。

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見る場所と時間に縛られたテレビというコンテンツを解放する、というテーマは最近のテレビ業界周りではホットになりつつあるテーマの一つです。

ほとんど多くの人が気づいているようにテレビの放送時間に会わせて自身のスケジュールを都合してくれる人なんていうのは、相当の暇人だろうと思いますし、今時観たいテレビがあるから、といって友だちの誘いを断る人間もあまりいないんじゃないでしょうか。

そのせいでテレビ業界は、コンテンツを顧客の届けるところで失敗があるわけですが、これにかつてソニーがロケーションフリーでもって、解決を計ったんですよね。

まねきTV裁判などいろいろありまして現在はすでに生産終了、類似商品も出るのですが、イマイチパッとしない状態です。

地方局とキー局の関係とかいろいろな要素があるのでしょうが、ロケフリみたいな技術は、テレビ番組を観たいというニーズはあるからこその技術なので、こういうのを積極的に推進してくれれば普通にテレビに人は戻って来るとは思うんですが。

まあでも、その辺の事情はアメリカでも同じでして、現在アメリカのテレビ業界もAereoというサービスを巡って裁判沙汰になっております。

米地方裁判所、Aereoへの訴えを一部退ける

Aereoがどんなサービスなのかはこちらの記事を読むとわかるかと思います
米Aereoが地上波のネット再送信サービス開始、主要ネットワークは著作権侵害で相次ぎ提訴。

アメリカでも主要放送局は、サテライトや地方CATVからの放送権収入というのも大きな収入源の一つなので、ロケーションフリーで番組が観れてしまう、という技術はこの事業モデルを崩してしまいます。

Aereoは小さなUSBメモリ大の端子をテレビにつけるだけで、月額12ドルでネットを介してテレビ番組を観れるようにするサービスですが、それとは別のロケフリサービスが登場しそうです。

登場しそう、というのはこのサービスは現在アメリカのクラウドファンディングサイト、Kicksterterで資金募集中だからです。目標金額にほぼ間違いなく到達するでしょう。

そのサービス名を「Simple.TV」と云います。

サービス内容について、Kicksterterの説明文から意訳して引用します。
Cut The Cord with the Simple.TV DVR.

Simple.TVはテレビにつないで使うわけではありません。必要なのは一番ベーシックなケーブルテレビの契約だけ。あるいはアンテナを用意してもいいです。余計なDVRプランなどは解約してしまって構いません。Simple.TVは通常の地上波放送とベーシックなケーブル番組を、あなたの好きなデバイスで好きな場所で見ることを可能にするものです。さらに家族5人までがこのサービスを共有し、同時視聴することができます。

どういう仕組みになっていいますと、Simple.TVは放送されているテレビをアンテナ/ケーブル端子から取得し、様々なタイプの動画フォーマットにエンコードし、それらをお客様が別途用意したUSBハードディスクに保存します。

使い方はとてもカンタン、

アンテナ線を接続、
USBハードディスクを接続、
LANケーブルを接続
電源オン

本体セットアップはこれで終了。あとはSimle.TVのアプリをダウンロードして、自由にコンテンツを楽しんでください。

ガイド機能も充実。2週間先までの番組ガイドを閲覧可可能です。そこから予約録画もできます。

しかし、ガイド機能は、無料会員には提供されず、有料のプレミア会員のみ利用可能です。しかし、月4.95ドルと非常に安くなっています。
このプレミア機能は一括199ドルでの購入も可能です。年間契約だと一年49ドルとなります。
他にも有料会員は、家の外からネット経由でいつでも番組を見ることができるようになります。

無料会員でも、放送中のテレビを観ることはできますし、録画も可能。
ただし、視聴できるのは家の中に限られます。

もちろん録画した番組はいつでも好きな時に視聴可能。
さらに無料の会員でも放送中のテレビをPCやiPadで観ながら一時停止することも可能。

無料会員と有料のプライム会員とのサービス比較表はこちら。

Via http://www.simple.tv/

視聴はアプリ、ブラウザ。サービス開始当初は、iPad、PC、マックとRoku boxから対応予定。

さらにAPIを公開する予定ですので、自分の利用目的に合ったアプリを開発できるし、フェイスブック用のアプリなんかもあったらもどんどん作ってくださいあなた次第です!

とのこと。

本体は149ドルで販売予定だそうですが、このKickstarterで出資すれば、今なら125ドルからの出資でこの本体がゲットできます。
ソニーのロケフリが確か3万円くらいしましたから、かなり安いですね。

さらに249ドル以上出資した人には、ハード本体と199ドル相当の有料会員一括購入の権利もついてくるようです。

すごい太っ腹ですね、これ。これくらいの出資へのリターンがついてくれば、日本でももっとクラウドファンドが流行るんじゃないかなあ。

また、ソニーのロケフリのように自社製品に囲い込まれることもないです。サービス開始当初はiOSアプリ、ブラウザ版、Rokuだけですが、Android版やGoogleTV用なども順次開発していくとのこと。

5人まで視聴可能なので、もし僕のアメリカの友人がこれに入ってくれれば僕もおこぼれに預かれるんでしょうか。
海外からの視聴に関して言及がないので現在質問中なのですが、普通に旅行中に海外から視聴したい、というニーズもあるでしょうし、Spotifyのように有料会員にはオプションとして海外からも利用可能にしてほしいな、と思います。

(追記: 海外からでもインターネットさえあればどこからでも無制限で使える、という返事をいただきました。)

ていうか海外対応するなら今すぐ249ドル出資しますよ、僕。。。アメリカのテレビ観放題じゃないか。
ハードと契約料は出資額で払い終わってしまうので、ハードだけアメリカの友人宅に置かせてもらえばいいだけだしな。

現在、アメリカで大手テレビネットワークが訴訟を起こしたAereoはIPを介してテレビ番組を配信する行為を著作権侵害である、という点で不公平な市場競争を招く、と大きな争点が2つあるのですが、このうち市場競争の公平さの侵害については、ニューヨークの裁判所は訴えを退けています。(著作権については再審)

このSimple.TVの事業者の中央サーバーを介して録画したテレビや放送中の番組を送信する仕組みですが、この仕組みそのものは2009年のCablevision Systemsのネットワーク型DVRシステムが合法と認定されているため、日本と違ってアメリカでは違法にならないでしょう。

Kickstarterから生まれるこのサービスがAereoと並んでアメリカのテレビ事業の大きな変化に繋がるか、Aereoの裁判の経過とともに注目です。


Via http://www.simple.tv/