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ソーシャルTV関連ニュースピックアップ 7/30~8/19

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このシリーズ、週刊でやると決めておきながら2週間も空いてしまいました。お盆休みがあり、サイトのデザイン変更などもあり、いろいろと忙しかったのです。

来週からはきちんと週刊でこなせるようにがんばりますんで、よろしくお願いいたします。。。。

ウサイン・ボルトの100M決勝におけるソーシャルコメント数。ライブと録画中継時どちらが多かった?

ソース:Usain Bolt Live vs. Tape-Delayed: How Did Social Media Respond?

アメリカでの地上波でのオリンピック放送は、NBCによる録画放送であり、ツイッターを中心にインターネットでは批判があふれてることは、このブログでも取り上げたが、オリンピックの花形ともいえる男子100Mの決勝も当然のように録画中継で放送された。ツイッターではこのオールドスタイルな放送スタイルに批判が集まっているのだが、実際にボルトが走った時とテレビの録画中継時のツイッターやフェイスブックも含む、ソーシャルコメント数の比較を、アメリカのソーシャルTV専門のリサーチャーであるBluefin Labが行った。

以下にインフォグラフィックとしてまとめられているが、このグラフによると、ボルトが実際に走った午後4:50には約23000の関連コメントが発生し、午後11:15分のNBCの録画中継時には25000万のソーシャルコメントが発生したとの結果になっている。ボルトの五輪大会新記録による金メダルは、リアルタイムと録画放送とほぼ同数のソーシャルバズを生んだということになる。

ツイッターユーザーはNBCの録画放送に対して怒っている、という論調が多く中にはVPNを駆使してBBC放送を視聴する人が続出、という記事もあるのだが、なんだかんだで多くのツイッターユーザーはNBCの録画放送を見て盛り上がっているようだ。

Olympics-August-5-Usain-Bolt
via bluefinlabs

VH1が提供するPop Up Videoがソーシャル機能強化。文字通りビデオにPop Upのコメントをつけられるように

ソース:Exclusive: VH1 makes ‘Pop Up Video’ social

vh1pop4
via Lost Remote

昨年最初のシーズンを飾ったVH1のPop Up Videoという番組は、あまり注目されなかったものの、非常に野心的な試みを行っていた。 ;同番組は、create your own pop upという独自のウェブアプリケーションを提供しており、視聴者は、番組の提供する動画をembedすることができた。
今年、セカンドシーズンを迎える同番組は、この機能を強化。embedされた動画に他のユーザーがコメントをポップアップで書き込めるようにしたのだ。上の写真はその一例。

番組のデジタルSVPのDan Sacherは次のように語っている。
「これはファンとのエンゲージと番組が始まる前、最中、それから終了した後、さらにはシーズンとシーズンの間も深めることのできるツールだ」

UstreamのNASA火星着陸配信の視聴者数が、ケーブルTVの視聴者数を超えた?

ソース:Mars Landing Broadcast on Ustream Outperforms Cable TV ;

ネット動画配信がテレビの視聴者数を超える日がついにやってくるのだろうか。
Ustreamのスポークスマン、Tony Riggins氏によれば、Ustreamの火星着陸の配信の総視聴者数は320万を超え、同時視聴者数ピークは、50万人に達したとのこと。
一方、テレビのニュース番組は正確な視聴人数はわからないものの、ニールセンの視聴率計算によると、最も視聴率の高かったCNNで約42600人の視聴者数であろうとのこと。

ご存知の通り、Ustreamはソーシャルストリームと呼ばれる、ツイッターやフェイスブックで認証しコメントを書き込める機能がある。NASAの火星着陸の配信についたコメント数は、102000を超えたという。

ブライアン・シンガーがYouTubeでオンラインSFドラマシリーズを開始

ソース:Bryan Singer discusses his new webseries, H+, and the danger of technology | Digital Trends

スーパーマン・リターンズやXメンシリーズで知られるブライアン・シンガー監督がウェブドラマの制作に乗り出した。
ワーナー・プレミアのオンライン部門である。ワーナーデジタルディストリビューションから、人間の脳を直接オンラインに接続できる技術が開発された未来を舞台にしたSFドラマで、テクノロジーの暴走によって、荒廃していく人間社会を描いている。
1エピソードは4分から7分程度と短い作品ながら、ウェブシリーズとしては多くの予算を費やしており、そのクオリティは映画でも通用しそうだ。

作品は無料でYouTubeで公開されており、世界中から視聴できる。

公式YouTubeチャンネルはこちら。
http://www.youtube.com/user/HplusDigitalSeries

現在、エピソード1から9が公開されている。

視聴者が動画を通じて参加できるニュース番組HuffPost Liveをハフィントンポストが開始

ソース:HuffPost Live Launches: Huffington Post Debuts Streaming Network

ウェブメディアとして、アメリカで大きな存在感を獲得したハフィントンポストが、映像ニュース番組の制作に乗り出した。8月13日の午前10時より、ハフィントンポストは、HuffPost Liveというウェブニュースチャンネルを立ち上げた。

以下のキャプチャのように右側にソーシャルコメント機能がついており、それだけならUSTやYouTubeライブと同じだが、このHuffive Liveはウェブカムやスマートフォンのカメラ機能によって、自分も番組に参加してコメントホストやゲストに対して動画でコメントすることができる。

以下の写真のようにスタジオ内に、モニタが設置してあり、一般参加社がネットを介してホストやゲストと会話を繰り広げている。

番組ホストから意見を振られ、コメントする一般視聴者。

世界中から誰でも参加できる。「Add Video」ボタンを押すと、ウェブカメラと接続を求めるメッセージが立ち上がるので、「Record」ボタンをクリックすれば参加できる。

ホストの一人Roy Sekoffはこう語る。
「これはは単なるビデオネットワークではなく、エンゲージメントのためのプラットフォームです。我々のゴールは、最も素晴らしいソーシャルビデオのエクスペリエンスを創出することにあります。伝統的なメディアでは聞く事のない人々の多様な声を提供することができるでしょう」

ロンドンオリンピックのソーシャルTV最終データ

ソース:Final Social TV Data for the 2012 London Olympics | Bluefin Labs: Social TV Analytics Blog, powered by Bluefin Labs

初の「ソーシャルオリンピック」は、数字の上ではどのような結果になったのだろうか。
ソーシャルTV分析の専門会社、Bluefin Labが13日に分析データを発表した。

大会期間中、NBCネットワークのテレビ放送に関して、トータルで3600万のソーシャルコメントが生み出されたというが、これはスーパーボウルやグラミー賞、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、メジャーリーグのワールドシリーズ全7試合のソーシャルコメントの合計よりも多い。

NBC放送以外の全てのオリンピック関連の言及となると、8260万ものコメント数にもなる。

コメントの97%はツイッターからのもので、残りの3%がフェイスブックの公開設定のコメントとなる。フェイスブックに関しては公開設定のものしか、カウントされていないようなので、アメリカでは通常フェイスブックは公開で使用する人は多くないので、実際にはもっとたくさんのコメントがフェイスブックでも生み出されていると思われる。

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