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Vimeoで公開されたドイツの22歳の学生の短編映画にアメリカの会社が契約を結ぶ

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これは確かに高い技術。ビジュアルのセンスは素晴らしいですね。

ドイツの22歳のKaleb LechowskiがVimeoにアップした6分の短編映画が、その映像のクオリティの高さの為にちょっとした話題になっています。
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何でも一人でCGを使い制作したそう。ハリウッドリポーターによると、この映画を巡ってハリウッドの制作会社も動き出しているとか。IAM Entertainmentというスポーツ選手やアーティストのマネージメントの会社のようですが、代表のScott Glassgold氏は、元々ディズニー、それからニューラインシネマにいたこともある方のようで、映画業界へのコネクションはそれなりに持っている人だと思われます。

記事によると、今月末にLAでKaleb LechowskiとScott氏は会うと書いていますね。この動画がアップされたのは1月10のことですが、すでにアポを取り付けてるみたい。早いですね。この会社はマネージメントの会社なので、そっちの契約の話なんじゃないかな。

すでにVimeoの公式の動画ページにはScottと彼の会社の名前がクレジットされている状態なので、今後この作品の長編化の話など権利関係はこの会社が窓口になるみたいですね。才能に唾をつけるのが早いですね。

ストーリーは、4本の腕と大きなエラを持つエイリアン(良く見ると目がかわいい)のような生命体が鎖に繋がれ、人工知能を搭載したマシンに尋問を受けています。人工物に自分の情報など渡せないと拒否しているエイリアンですが、マシンは何か身体と脳を読み取り、エイリアンの故郷の星がマシンによって侵略され、捉えられたということがわかります。
その尋問から脱出し、故郷を助けに行くところまでが6分の短編で描かれています。

監督のKaleb Lechowskiは、今年の3月で23歳になる若者で、ベルリンのメディアデザインとコンピュータ・サイエンスを教える私立の学校に通っているそうです。7ヶ月をかけて一人でこの短編を創りあげたとのこと。彼がその学校の1年目にこの作品を作ったらしい。
プロフィールによると、好きな映画はインセプション、ターミネーター、マトリックス、バットマンらしい。

この作品のフェイスブックページもできてます。
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本編はこちら。字幕はありませんが、ドイツ語ではなく、英語をしゃべっています。

R´ha [short movie] from Kaleb Lechowski on Vimeo.

これがドイツ語だったら、こんなに注目集めなかったでしょうね。ちゃんと英語で作ったのが偉い。

そうすれば突然ハリウッドから声がかかることも無かったでしょうし。

金がなくても、技術とアイデアがあればこうしてドイツの若者に突然アメリカの会社から声がかかる事もあるんですね。
割とハリウッドの重役や制作会社の人間はVimeoとか見てるんですよね。以前、Vimeoの8分の短編の長編化の権利をFOXが購入したニュースについて書きましたが、ハリウッドは出自を問わず様々なところで才能とアイデアを探しているんですよね。
Vimeoで公開された8分の短編CGアニメをFOXが長編映画化へ。

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