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自民党のTBS取材拒否の発端となった番組を見てみた

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TBSの「NEWS 23」の番組内容の一部に対して自民党が抗議し、TBSへの取材拒否を通達というニュースが話題になっています。

【参院選公示】自民、TBS取材拒否 報道内容に抗議 – MSN産経ニュース

なぜ自民党はTBSに対して取材・出演の一時停止したのか!(田村重信) – BLOGOS(ブロゴス)

件の番組を見てみました。ガラポンTVはこういう時に大変便利。流れてしまうテレビの情報にすぐに当たれる。
ガラポン持ってる方はここから番組を見ることができます。
http://site.garapon.tv//social_gtvid_view?gtvid=1SJP7FE31372257600

番組の最初のコーナーがIPS細胞に関するもので、問題となったニュースはその次で7分30秒前後から始まる。以下は再生位置を指定したURL。ガラポン持ってる人なら見れます。

通常国会が閉幕で、いくつかの重要な法案が廃案となったことがテーマ。

本当は番組そのものをお見せできればいいのですが、勝手にアップするわけにもいかないし。。。見逃し再生のような機能が放送局から提供されていればいいのにな。

正直、そこまで大きな反応を示すほどの偏向とも思えませんでした。スタジオのアンカー岸井さんは問責決議をむしろ批判していますし。VTRの抜きのコメントとしてなぜ大林ミカさんで重要法案のうちエネルギー再生法と重視して取り上げた理由はわかりませんが、少なくとも、「重要法案の廃案の責任がすべて与党側にあると視聴者が誤解する内容」には見えなかったですね。むしろ言われて初めて「ああ、そういう風に見える人もいるんだ」と気づくレベルじゃないかな。あらかじめ、偏ってる人ならそう見えるんでしょうか。

報道とは権力のチェック機構として存在するものですし、政権に対してある程度批判的な視線を投げることはあるでしょう。なのでこの程度のことで全体構成を見ずに一部だけを切り取って批判してるのはちょっとかっこ悪い。
スタジオではアンカーの岸井さんが、「最後に問責だ、不信任案だとやってる時か、と私は一番言いたいんですよ」ともコメントしています。決めるべきことを決めることができなかった国会全体への批判であって、その責任を自民に押し付けている感じ。

この番組の要旨は政界のゴタゴタで重要な法案が流れてしまい、その責任は問責も含めて国会全体にあるというとこにあったと思います。

あと番組では安倍総理の参院選に向けての記者会見のねじれを解消するというコメントを強調して紹介しておりましたが、むしろむしろこういうゴタゴタが起きるのはそのねじれのせい、と解釈することも可能な構成でした。僕もちょっとそう思ったし。

その意味で自民党にとってそんなにマイナスじゃなかったとも思います。

普通に横綱相撲してれば今度の参院選は勝てるのに、なんでこんな過剰反応するんですかね。むしろ矮小化して見えてしまうのでマイナスではないかと思うんですけど。
なるべく僕もフラットな目線で番組を見たいですが、ひと悶着あった後ですから完全にフラットに見るというのは難しい。このブログも僕一人で書いてますから主観から逃れられないし。

実際にみなさんが番組を見て検証できるのが一番いいんだけど、テレビというフローメディアのここがよくないところ。一番影響力が大きいのに流れてしまって検証しにくい。
なんとかオンデマンドサービスの拡充や、DVR機能など入れてくれればいいのですが。そうすればみんなで検証できるんだけど。

ただ僕はこの回のNEWS 23のこのコーナーを見ていて岸井さんの以下の発言は気になりました。
「(重要なテーマを掲載してる背面のボードを指しながら)こういう問題を国会がきちっとやらないから、我々としてもこうやってニュースに取り上げることがなかったっていうね。本当に本来の存在感がなくなっちゃってる、国会というのは」

コーナーの最後に多少駆け足でしゃべってるので、言葉足らずになっているのかもしれないですが、どうなんですかね、これ。
重要なら取り上げるべきなんじゃないかな。メディアが取り上げてくれないと国民の関心も薄まるからますます国会は取り上げないのでは?

国民にとって大事だと思うなら国会が取り上げなくてもきちんと取り上げたらいいと思います。国会のように国民を置き去りにしてると思われたくないのであれば。

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