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AmazonもNetflixに対抗し、今月からオリジナル作品の配信を本格化

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米国の映像オンデマンドサービスの最大手、Netflixは今年(2013)、オリジナル作品「ハウス・オブ・カード 野望の階段」が大変な話題となり、テレビで放送されていないにもかかわらず、エミー賞にもノミネートされるなど、質の高さも評判になりました。

オンラインのオンデマンドサービスも既存のコンテンツを配信するだけでは差別化できず、今後はオリジナルコンテンツの作成がより盛んになると思われますが、Amazonもオリジナルコンテンツの配信にトライしようとしています。

Amazon Trying To Be Netflix By Adding More Original Content – Business Insider

日本ではまだサービス開始していませんが、米国Amazonは、Amazon Instant Videoというビデオ・オンデマンドサービスを提供しています。
こちらでAmazonもオリジナルコンテンツの配信に踏み切ります。

まずは連続ドラマ2本のパイロットを配信。
1つは、人気ハードボイルド小説家、マイクル・コナリーのハリー・ボッシュシリーズの映像化。タイトルは主人公のハリー・ボッシュのラストネーム「Bosch」。
LAの殺人課の刑事であるハリー・ボッシュの活躍を描くシリーズで、マイケル・コナリーの代表作ですね。主演はアルゴやLOSTの黒服の男役のタイタス・ウェリヴァー。監督はJim Mckay。

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もう1本は、Xファイルシリーズのクリス・カーターが脚本を担当する「The After」。
偶然に居合わせた8人の人間が不思議な力によって、事件に巻き込まれ、凄惨な世界で生存のために戦うというストーリー。

2本とも、各エピソード、1時間のドラマとして製作され、パイロットの評判がよければシリーズ化という流れ。

Amazonはこのほか、3本ほどの30分のシリーズもののパイロット作品の配信も先月上旬に発表しています。
Prime Instant Video Greenlights Three New Pilots – Amazon Media Room: Press Releases
こちらの3本の中には、ダージリン急行やムーンライズ・キングダムのロマン・コッポラ(フランシス・フォード・コッポラの息子)が脚本を書く、「Mozart in the Jungle(ジャングルのモーツァルト)」という作品があります。

そして11/15からは、ハウス・オブ・カードのような政治の世界を舞台にしたオリジナルドラマ「Alpha House」の最初の3エピソードを無料で配信開始します。こちらはジョン・グッドマンが主演ですね。

そして11/22からはシリコン・バレーのスタートアップを題材にしたコメディ「Betas」の配信も開始。こちらも最初の3話が無料で配信。

スタートアップのお話をテレビではなく、同じIT系企業のAmazonから配信するのは相性いいかもしれませんね。おそらくこういうオンデマンドサービスを利用する人には、ITに造詣の深い人も比較的多そうですし。

Netflixとの戦略の違いは、パイロット版をまず配信して、評判を見てその後シリーズ化を決めるといった点。Netflixはシリーズの全エピソードを一気に配信開始してきましたが、Amazonのやり方はより伝統的なテレビのそれに近いですね。

Amazonは新しい人材を発掘する場として、Amazon Studioというのをオンラインの企画コンペを行っていますが、こちらからも製作の企画が立ち上がっています。
Amazon Studioから4つのシリーズ企画が立ち上がる。アマゾンもオリジナルコンテンツ制作本格化へ。

NetflixはNetflixでさらなるオリジナルコンテンツの制作に力を入れようとしております。
Netflixが新たなオリジナルドラマの制作を発表、ダメージのクリエイターが描く家族ドラマ

もちろん、GoogleもYouTubeにオリジナルコンテンツをたくさん投下し始めています。
YouTubeがオリジナルチャンネルをさらに拡大し、テレビ化が加速する

米国のビデオ・オンデマンドサービスの戦いは、カタログ内のコンテンツの数で勝負する時期は過ぎて、オリジナル作品の質の勝負になってきているようです。
Appleあたりもオリジナル作品作ったりするんでしょうか。

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