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IMAXが欧州のVRセンターのオープンを発表。日本にもテスト施設を展開予定

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IMAX社が、アメリカのロサンゼルスに続き、イギリスのマンチェスターにもVRセンターを年内にオープンすることを発表した。

IMAX to Open Europe’s First Virtual-Reality Center in Manchester, England | Variety
マンチェスターのVRのセンターは、欧州の興行主であるオデオンとUCIシネマグループの所有するOdeon Manchester Printworksに設置される予定。欧州の最初のVRセンターの出展にマンチェスターを選んだのは、ロンドンよりもマンチェスターの観客の方がより「典型的な(平均的な)」だからだという。提供されるコンテンツはおよそ5分から15程度でおよそ8ユーロから10ユーロ程度の価格となる予定。

IMAX社は、今年度中にロサンゼルスに最初のVRセンターをオープンする予定だが、さらにテスト施設を中国、日本、中東や西ヨーロッパにも作る予定だという。

同社は、映画館の上映規格である『IMAX』を開発した会社であり、今でこそ最上級の映画体験を提供するものの地位を獲得している。だが初期の頃は「破壊者」や「侵入者」のように映画業界からは言われていたそうだ。今回VRの体験を早い段階から提供し、どのようにこれが革新的な技術であり、どのような体験を提供できるのか、自ら実践し業界に示していくつもりなのだろう。

IMAX社は現在Googleとともにプロフェッショナル向けのVRカメラを開発中で、まずは自らコンテンツを制作し配給するつもりのようだ。
CEOのRichard L. Gelfond氏は、VRを映画館の体験に取って代わるものではなく、補完的な体験を提供するものと考えているようだ。実際に現在のハリウッド各社も映画の世界を実際に体験できるコンテンツをVRで展開するものが主となっている。「オデッセイ」や「ザ・ウォーク」のVRのコンテンツも映画と同じ世界を体験させるという点に主眼が置かれていて、それ単体でストーリーを語る類のものではなかった。
過日、「ブレードランナー2049」のVR作品の制作が発表されたが、こちらも映画の世界をより没入感を持って追体験させるようなものになるのだろう。

映画館体験がどんなものかを知り尽くしたIMAX社がどんなVR体験を作り出してくれるのか注目だ。

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