ジェームズ・フォーリー監督「映画はビジュアル言語の拡張であるVRに向かう」

hotaka-sugimoto 2016年10月18日

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先週、ハリウッドのパラマウントスタジオで開催されたカンファレンス『VR on the Lot』で、フィフティ・シェイズ・オブ・グレイの続編の監督を務めるジェームズ・フォーリーがVRについて講演した。

「パーフェクト・ストレンジャー」などの作品で知られるジェームズ・フォーリーは、日本でも昨年公開された「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」の続編を監督している。同作はVRコンテンツを制作されているようで、フォーリー監督は、VRをが映画に与える影響について語った。彼は、VR技術はフィフティ・シェイズ・オブ・グレイにおいてマーケティングの素材として使用されるだろうと述べ、監督と俳優双方にとって究極の開放感をもたらす技術になるだろうと述べた。
フォーリー監督は、本編の撮影が終了した後にVRチームの撮影を眺めていて、本編のシーンを正確になぞって再現していた様を見、さらに完成した素材を見て「脳が拡張されたような気分」を味わったとVR技術の可能性に言及している。
また、「映画はVRへの向かうだろう。なぜなら、それはビジュアル言語の拡張であるからだ」と語り、伝統的な映画がVRコンテンツに移行していく可能性についても言及した。

‘Fifty Shades Darker’ Director James Foley On His Recent VR Experience | Deadline

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイの続編「Fifty Shades Darker」のVRコンテンツの詳細はまだ明らかにされていないが、フォーリー監督が言及しているとおりなら、映画のキャストがそのまま出演しているものとなるだろう。さらに『多くのアクション』が満載なものになるとも語っている。このエロティックサスペンス映画におけるアクションというのは意味深な響きだが、アダルト業界もVRを技術には熱い視線を送っており、この映画はVRをのアダルト産業への活用の道を開くこともあるかもしれない。