スパイク・リー監督の『ブラック・クランズマン』の解説記事をフィルマガに書きました。
【ネタバレ解説】映画『ブラック・クランズマン』スパイク・リーが描く映画と黒人差別の深い因縁 | FILMAGA（フィルマガ）
アメリカにおける黒人差別の歴史には、映画も深く関わっているぞということをさらけ出そうとしている作品だと思います。主に３点取り上げています。特に「黒人アクセント」の話は、本作の全体構成の中でも重要だと思います。それ自体が一種のトリックになっている物語なので。
『クラッシュ』の1シーンを引き合いに出していますが、KKKメンバーが黒人に対して抱いている偏見は、どこかであのように「演出」されたものなのかもしれません。
『國民の創生』の引用についても、スパイク・リーは学生時代にも似たようなことをやっていたことを自伝本で告白しています。
それと、『グリーン・ブック』に切れているスパイク・リーが、この映画で白人と黒人のバディ・ムービーを作っていることが興味深いですね。この映画と『グリーン・ブック』の描写にはどんな違いがあるのか、考えてみるのも面白いかもしれません。どっちがが正しいという視点じゃなく、違いを見るといいんじゃないかと。
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