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電脳少女シロ主演『白爪草』のレビューを書きました

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 リアルサウンドテックに、VTuber電脳少女シロ主演の映画『白爪草』について書きました。

 刺激的なVTuber映画『白爪草』は、新たな映像ジャンルを開拓したーーヒッチコック的ともいえる良作について考える|Real Sound|リアルサウンド テック

 テックの月イチの連載で、「今月何を取り上げようかな〜、『テネット』が話題でテック的なテーマの作品だなあ、順当に行けばこれだよね」とか思っていたんですけど、「僕は物理学者じゃないし大変だなあ、他に手頃なネタはないものか」と思っていたところに見つけたのが『白爪草』でした。

 テックはYouTuberやVTuberもよく取り上げているので、これでいいかという気軽な感じで見に行ったらすごい面白くて、クレバーな作品でびっくりしました。

 双子という設定がVTuerを活かしやすいし、物語の展開もVTuberならではだなと。記事にも書きましたけどテーマもそうですね。

 作り手が技術的な問題をカバーする方法をしっかり考え抜いて作っており、デメリットをメリットに変えることに成功しています。映画的な演出は外見の問題をカバーできるわけです。

 記事ではヒッチコックと引き合いにして映画の芝居について語っていますけど、他にもロベール・ブレッソンとかでもいいよねとは思っていました。ただ、本作がサスペンス映画だったので、ならサスペンスの神様ヒッチコックがいいかなと。

 もう上映は終わってしまっているのですが、もっと広く見られてほしい作品です。復活上映を期待しています。

 
 以下、メモです。

——–

入れ替え可能性についての物語
カメラワークと構図、、、カメラの存在をことさらに意識させるカメラワークはある。フェイクドキュメンタリー的な手法に近い。
編集もうまかった。モンタージュに演技させることができていた。
表情のなさのスリル

VTuberの技術的限界のデメリットがメリットとなるような演出をしている。

映画のモンタージュは役者ではなく、カットのつなぎで感情を描く。

ヒッチコックを引き合いにこれを説明する。
役者に感情を表現させない演出をしていたヒッチコック

これはvTuberなら上手くやれる。

アニメとも違うvTuberの無表情。身体は小刻みに動いてたりする。アニメにない無駄な動きもそこに刻まれているのが面白い。

やがて来る〈危機〉の後のドラマ――濱口竜介論 – ecrit-o http://ecrito.fever.jp/20180907230611

 
Point3つ
・映画としての面白さ
・二転三転するよく練られたストーリー、ワンシチュエーションの会話劇、絶妙な演じ分け、ショットの自由さと的確な編集で飽きさせない
・Vtuberならではの面白さ
 映画に求められる芝居とVtuberの意外な相性、、ヒッチコックの発言を例に
 本心が表情から読み取れないことがかえってスリルを高めている
 ARPやバーチャルさんはみているとの比較してみるか

 
Intro
映画公開情報。ひっそりと公開されているようであまり映画ファンには見られていないようなのが残念だが、これが予想外に面白かった。
Vtuberの映画の可能性を十分に感じさせた。

 
Body1映画の解説
あらすじ
双子を演じていること。登場人物はほぼその二人であとは声のみの出演
二転三転する物語
ショットも自由にカメラを置いて、編集も面白い

 
Body2 Vtuberならではの面白さを解説
入れ替え可能性というテーマ。。。。Vtuberの自己言及的な側面
 キズナアイの分裂騒動など
 双子の入れ替わりという古典的なネタが新鮮に感じられた

ミステリというコンセプト、テーマがVtuberに合っていたことが成功要因か。

 
Body3 映画に求められる芝居とVtuberの意外な相性
 ヒッチコックの発言を参照

制作者サイドははじめからVTuberの表情の乏しさを自覚していた。

“一方VTuberは、感情表現において、人間の表情筋からなる繊細な表情に劣るとの指摘を受けてきました。本作は、VTuber特有のシリアスな表現の難しさを、制作側が理解し、演出において配慮することで、サスペンスとして違和感なく成立させています。(引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000320.000028143.html)”

デメリットをメリットの変える工夫があり、クレバーな作品だった。

本心が表情から読み取れないことがスリルを高めることにつながっていた

 
Body3 先行事例と比較
バーチャルさんは観ている・・・・超級影分身の術・・・分裂可能性
ARP・・・アニメは手描きだったので、あまり比較にならないかも

Concl
VTuber映画の可能性を感じさせた。純粋なアニメとも実写とも異なる鑑賞体験がある。

 
—–

メモ、終わり。

『四月一日さん家と』とも比較してみかったんですけど、配信が見つからないので断念しました。これが見られれば、さらに広がりのある記事になったのかもしれません。結局、使わなかった可能性もありますが。

 本作の鑑賞体験は、単なる3DCGアニメとも違うし、当然実写とも違うんですよね。面白い感覚です。この感覚自体が新しかったです。

 VTuberの活かし方のヒントがたくさん詰まった作品だったような気がします。とても意義深い作品だったと思います。ぜひ再上映してほしいです。