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『シャーマンキング』のハオについて書きました

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 アニメ!アニメ!の敵役連載で『シャーマンキング』のハオを取り上げました。

 「シャーマンキング」は少年マンガとして何が画期的だったのか? アンチテーゼを示した“強すぎる敵役”ハオの存在 | アニメ!アニメ!

 本作におけるハオの立ち位置がユニークなのは、「強すぎて倒せない相手」として設定されていることです。普通、敵役の役割は主人公たちに倒されるものなので。

 しかし、世の中にはどうあってもこれは倒せないなって相手に直面することはしばしばあるし、そういう相手と対峙した時にどうするのか、みたいなことは現実では考えないといけないわけです。

 強すぎる悪には倒すではなく救うという道を提示したのが『シャーマンキング』の面白いところですね。

 新しいアニメシリーズと旧シリーズを比較したりもしましたが、旧作では普通に倒される役割を担ったハオが、新シリーズでは原作マンガ準拠となるようなので、倒せないラスボスがどのように描かれるのか楽しみです。

 
 以下、原稿作成時のメモと構成案です。
 
 
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Point3つ
強大すぎて倒せない敵を倒すには救うしかない。
本作でのシャーマンの強さは想いの強さ。。。巫力値的には全くかなわない
ちっちぇえな」という口癖はなんの表れか。。。。。人を超越しているからこその台詞、人の小ささゆえに醜さ
 他人の心が読める能力で、人の哀れな心を知りすぎた。霊視(他人の心や事柄を把握してしまう能力)
 あのお方ほど心優しい方はおるまい
 

やられたらやり返すを否定する漫画
あいつ、本当は弱えとこあるだろ あいつの強さは弱さを隠すためみてえな感じがするんよ 長え実践の知識と経験で固めた強さっつーかな

 
 

Intro
少年漫画のラスボスは大抵強大な力を持って、読者を一度は絶望させる

シャーマンキングのハオは強すぎる
結局、強さ勝負では主人公は追いつけなかった。
 
 

Body2 口癖とハオのキャラクターについて
冷酷さ。部下を道具として考えていない。
1000年の妄執
霊視能力のつらさについて
1000年繰り返したがゆえに全てにおいて達観している。

「ちっちぇえな」の口癖はなにを表していたか。。。人の矮小さ、小さいからこそ亡ぼせてしまうのか。

 
 

Body2 強すぎる敵と戦わないという選択肢
125万の巫力値
主人公は、最終的には11万弱くらいであった。

 
原作と旧アニメシリーズでの立ち位置の違いを明確にする
旧作のハオ・・・・倒される一般的な悪役
原作マンガ・・・・倒せないから救う対象となる 

 

倒すのではなく助けるという道を選ぶ

敵だからといって倒す以外の道がないわけではない。
やられたらやり返すと否定した。少年漫画がバトル中心なので、戦いを否定できないが、シャーマンキングが最後に戦う以外の解決を選んだ作品だ。(最もジャンプでは完結させることができなかった)

 
 
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 メモ、終わり。

 出来上がった原稿は、少年漫画のアンチテーゼ的だという要素を含んでます。構成の段階ではあまりそこを意識してなかったみたいですが、書いているうちにそう思ったんでしょうね。

 実際、少年漫画はやられたらやり返すの連続だったりするわけで、でもそれは戦いが終わらないってことですから、それを否定した『シャーマンキング』は画期的な作品だったんじゃないでしょうか。それが、少年ジャンプ時代に、人気が下降した原因になった可能性もあるかもしれませんが。

 ハオの高山みなみさんの芝居もいいので、早く本編に登場してほしいですね。高山さんの悪役の芝居結構好きです。

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