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安野モヨコ『後ハッピーマニア』について書きました

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 リアルサウンドブックに安野モヨコの『後ハッピーマニア』のレビューを書きました。

 『後ハッピーマニア』は浮気と尾行のオンパレード! 40代になったシゲタの“幸せ探し”はさらなる混迷へ|Real Sound|リアルサウンド ブック

『ハッピーマニア』の続編である本作ですが、45歳のシゲタを描いています。相変わらず面白いです。

 2巻発売のタイミングに合わせての掲載なので、2巻の内容を中心に書いています。主人公が浮気調査の尾行ばっかりする恋愛漫画、はじめて読みました。

 本作は、若い時には顕在化しにくかったけど、45歳という年齢の、恋愛市場における男女差についての話ですね。あのシゲタがモテないんですよね。「おとすのは得意」と豪語していたシゲタがです。

 前作も時代を切り取った傑作でしたが、今回も素晴らしい作品になる予感がします。とりあえず今2巻まで発売されていますが、ものすごく面白いです。

 
 以下、原稿作成時のメモと構成案です。

 
 
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Point3つ
浮気調査スキルばっかり上達する主人公とは。
浮気だらけのアラフィフ。。。しかし、それの何が悪い?
シゲタが2巻終わってもまだ一回もヤッてない。。。前作の最初は毎話ヤッてたのに

なんとなく参照
バツ3のシングルママは、コーナー初の「おばあちゃん」。壮絶人生を経て、それでもまた結婚したい理由。 | FORZA STYLE|ファッション&ライフスタイル[フォルツァスタイル

 
 

Intro
ハッピーマニアについて
「永遠の愛なんて誓えない」、「本当は誰もそんなの誓えない、今愛していればいいから」。
前作の最後

Body1
後ハッピーマニアの概要
45歳のシゲタ、高橋の浮気と離婚宣言
1巻の概要

2巻では浮気調査に乗り出すシゲタ。そんなことがスキルアップして主人公は斬新

 
 
Body2
しかし、今回のシゲタはセックスしない。というよりできない、する機会がないし、あっても考えあぐねてしまう。
45歳で値踏みされなきゃならない女、40代でも現役で女遊びできる男の非対称性。
高橋すら浮気する、というよりできる。にもかかわらず、「やってから考える女」シゲタがその相手と見なされなくなっている。

40代、50代の女性の恋愛模様を描いた作品は、日本には少ない。というか世界的にも少ない。潤沢にそういう作品を作っているのはフランスくらいではないか。

これは恋愛市場の不平等さについての物語か。。。。若い時は顕在化しにくいもの。

永遠の愛なんて誓えない。
いつまでも愛を探しもがき続ける。
一ミリも模範的ではない主人公になぜこんなにも熱く感情移入してしまうのか。

 
 
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 メモ、終わり。

 今回は構成もメモも薄いんですが、読んだいきおいを大事にして書こうと思ったからです。シゲタも勢いのいい女なので、その方が面白さに迫れるのではと実験的に考えました。

 記事には盛り込まなかったんですけど、絵としては手の描き方に工夫がありますね。シゲタもフクちゃんも見た目そんなに変わってないように見えますが(まあマンガですし)、手は変わってますよね。40代の手って感じですよね。

 
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