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『平家物語』と『犬王』について書きました

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 リアルサウンド映画部に、アスミック・エースが製作した2本のアニメ作品、『平家物語』と『犬王』について書きました。

 『犬王』と『平家物語』を貫く“語る者”たちの存在 世界の無常に抗い続けるために|Real Sound|リアルサウンド 映画部

 この2本は歴史ものですが、歴史とは変化してゆくものと捉えている点が秀逸だということを書いています。新たな事実がわかるたびに書き換えられ、変化していくのが歴史であって、定まるものではないということが、この2本にはよく出ているなと思います。

 アニメーション作品でやったから、一層それが際立つ様になったと思います。もう一つのポイントとして「語り部」を主人公にしていること。語り継ごうとする者が描かれていることに大きなポイントがあると書きました。

 特に『平家物語』はオリジナルキャラクターのびわを出してきています。平家の話というより、平家の滅びを間近で見た人の話なんですよね、このアニメは。

 そして、その流れを『犬王』も組んでいますという流れでつないで語っています。

 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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中世という時代
犬王と平家物語を繋げて語る

平家物語最終話だけ見直す

平家物語とはどういう物語か。。。。ほろんでいく者の物語
犬王。。。滅んだものを蘇らせようと抗い、自らも滅びに抵抗していく者たちの物語

両作とも、語り部を主人公に据えている
平家物語:ひわ。。。びわが目撃する平家の人々の生き様と滅び
犬王:友魚(ともな)
語るとはどういうことか。。。滅んだ者の不滅性を保証するもの?
平家の亡霊が友魚に求めたことは、俺たちのことを覚えておいてほしいということ

中世という時代
池澤さんの解釈・・・犬王のP203、平家物語の解説
社会と言うダイナミックな全体像が登場、民衆にとっての最初の歴史という概念を与えた?

平家物語は終わらない。。。。種は撒かれた。見た人の心に

Point3つ
中世という時代・・・平家物語が生まれた時代の池澤さん的な解釈
語る人の物語にしている
滅んだ人を語り継ぐとはどういうことか。まだ知らぬ歴史、生まれて知られていない歴史に思いをはせる想像力を与える作品
歴史はまだわかっていないことの方が多いに違いない
すごいもの、美しいものはこの世界にまだ眠っている。滅んだそれらを掘り起こそうというこの2作

Intro
湯浅政明監督『犬王』と山田尚子監督『平家物語』

歴史を語るとはどういうことか。。。。語る人をそのまま主人公にしている。

Body1 平家物語が生まれた時代
池澤夏樹さんの解釈は?
池澤さんの解釈・・・犬王のP203、平家物語の解説
社会と言うダイナミックな全体像が登場、民衆にとっての最初の歴史という概念を与えた?

私たちは大衆的に「日本という国」の歴史の形を与えたこの物語に、私たちの文化そのものが深く影響を受けていると言えるのか。

平家物語とは
古川さんの解釈、、はじめにから。。。異本がたくさん、バリエーションが多く、変化してきたもの
その変化していく可塑的な物語に、現代の作家がさらに加えたのが犬王

可塑的に変化していく歴史を紡ぐ

そんな物語を自在に変化させるアニメーションの名手湯浅政明が監督するのは必然以上の強い運命

Body2 語る人が主人公であること
犬王も平家物語も「語る人」が主人公

それは歴史を学び、語ろうとする私たちの態度そのものに通じる

その人は何を見て何を残そうとするのか。残すこと

びわはその滅びをしってなお、自分の目で見ようとした。そして、語り続けた。

友魚は、行ってみればそういう人々の末裔だろうか。

大河への道も参考になるかも

Body3 滅んだ者を語り継ぐとはどういうことか

犬王で平家の亡霊は語り告げと犬王たちに迫る。その想いを組んだ犬王たちのパフォーマンス

歴史はわかっていないことのほうがはるかに多い。それはまだ、すごいもの、美しいものがこの国の歴史にねむっているかもしれないという希望でもある。

犬王は、アニメーションでしかなしえない方法論で、今は生まれた稀代のスターを想像した。
知られざる歴史に思いをはせる、滅んだものの上に忘れられた人々の上に私たちの歴史があるということ。それを忘れずに刻み付けるのが平家物語であり、犬王

盛者必衰の世の中で抗いがたい滅びを迎えようとも、語り継ぐ意思が途切れなければ不滅。

びわが目撃し、犬王たちが語り継ごうとして歴史の物語は、終わることなく今にも続いている。
この映画がうまれたこと自体がその証しだ。

原作者・古川日出男が語る 劇場アニメーション『犬王』の魅力① | Febri (archive.org)
 
 
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メモ終わり。

 歴史でわかっていることというのは、全体のほんの一部に過ぎないのでしょうね。これからもいろいろなことが発見されてはダイナミックに歴史の通説は変化していくでしょう。良作ともそういう点に思いを馳せているのが素晴らしいところで、可塑性が強みのアニメーションで描くことが一層説得力が増したと思います。