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台湾映画の音の歴史を追いかける『擬音 A FOLEY ARTIST』監督にインタビューしました

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 リアルサウンド映画部で、台湾映画の音の歴史を追いかける『擬音 A FOLEY ARTIST』のワン・ワンロー監督にインタビューしてきました。

 「映画の主役は“音”そのもの」『擬音 A FOLEY ARTIST』監督に聞く、台湾映画史と音の歩み|Real Sound|リアルサウンド 映画部

 本作についてはレビューも書きましたが、こっちはインタビューで本作の魅力について迫っています。 ワン・ワンロー監督はこれが長編映画2作目だそうですが、本作製作の動機として、「映像を作る人は、映像の演出に関してはたくさん研究するしこだわるけど、音の演出は軽視しがちです。実際に私は、最初のドキュメンタリー映画を作った時に、音の演出に対する知識も想像力も足りていませんでした」と語っていたのが心に残っています。

 実際、映画を作り始めたばかりで低予算の映画を見ると、音がちゃんと録れてないことって結構あるんですよね。映像は頑張るんですけど、音まで気が回っていない作品がわりと多いんです。

 僕の持論ですが、映像の美しさは構図や照明が作りますけど、映像の心地よさや体感濃度を作っているのは音だと思います。どっちかというとね。音がないと絵がしっかりしてても臨場感出ないし、照明がばっちり決まっていてもノイズ混じりの音声だと見ててちょっと不快になるんですよね。

 さらにこの映画で取り上げてるフォーリーの効果は心理描写的な面で大きな効果を発揮しているものです。見ていて意識させないところで実は絶大な効果をあげているものです。

 この映画を見ると、そういう音の大切さがよく伝わってきます。映画を勉強している人にも是非見てほしい作品です。 
 
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