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『ヴィンランド・サガ』アシェラッドについて書きました

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 アニメ!アニメ!の敵役連載で『ヴィンランド・サガ』アシェラッドについて書きました。

 仇であり父親代わりであり…「ヴィンランド・サガ」アシェラッドは矛盾を抱えているからこそ輝く男 | アニメ!アニメ!

 アシェラッドは大変に完成度の高いキャラクターだと思います。敵かどうかというと微妙なラインなのですが、主人公の仇として序盤に立ちはだかる存在として、作品に深みを与える存在なので、この連載で取り上げるのがいいと判断しました。

 デーン人に対する複雑な思い、知略に長けていて武力もあるし度胸もある。聖性と野蛮さを併せ持っていて、主人公から憎まれながらも大きな影響を与える存在。傑出したキャラクターだと思います。

 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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Point3つ
主人公トルフィンにとってのアシェラッド
仇であり、二人目の父であり、生きる目標であり
デーン人を憎みながらもデーン人として生きてきた数奇な運命
知略も武力も度胸もある
しかし、運だけはなかった、それでも自ら常に最善を考え選べる男
人間の世界に救いはないと知る、だから救いのアルトリウスの帰還をだれよりも望む
引き裂かれた男

Intro
矛盾に引き裂かれたキャラクターは面白い。

一本筋が通っているのも良いが、人間はどこまでも矛盾した存在だ。

ヴィンランド・サガのアシェラッドは敵役、まさに仇だったが、同時に第二の父のような(主人公にとっての)矛盾した存在になる

Body1デーン人を憎み、デーン人のように行動する男
冷酷かつ知略に長けた男

母方の血を誇りに思うゆえに、デーン人を憎んでいる。
しかし、自分にもデーン人の血が流れており、自らヴァイキングの首領として極悪非道なことをして成り上がる。

自らの王はやってこない、英雄を自ら作ることを目論んだ

最後は、ウェールズを守るために全てを失う覚悟をした

本当は部の悪いかけはしない主義だと言われている。
それでも、自分の理想を信じてしまった

Body2トルフィンとの関係
死後もたびたび、トルフィンの夢に出てくるアシェラッド。

憎い仇のはずだが、彼のおかげでトルフィンは生き延び成長することもできた。
死に際には彼の行くべき道を示してもいる。

息子のような、疑似親子のような関係になってしまった

トルフィンにとってこの関係は矛盾だ。仇に育てられ、鍛えられ進むべき道を教えられた。
第二の父親となってしまった彼を失ったことで生きる目的を失い、奴隷に堕ちたトルフィンはどう救われるのか。
「本当の戦士になれ」というアシェラッドの言葉を守り、彼は生きていく。

 
 
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 メモ終わり。

 こういうキャラクターの出てくる作品をもって観たいなと思います。善と悪では割り切れない存在と言えば簡単に聞こえてしまいますが、このような様々な矛盾を抱えて、なおかつ一本気で行動原理に芯がある存在を作り出せるのはすごいですよね。 
 
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