これは、個人的ビッグニュースです。
kiarostami in motiongallery from kiaro_mg on Vimeo.
イランが生んだ世界的巨匠アッバス・キアロスタミ監督が日本で映画を撮るための資金集めをソーシャルファンド(クラウドファンド)でやっているのですから。
キアロスタミといえば、もはやカンヌ映画祭の常連であり、世界でも指折りの大巨匠。そんな人の企画がソーシャルファンド元年の日本でエントリーしているというのは非常に意義のあることだと思います。
ソーシャルファンドと映画製作の連携では、アメリカで「The Woods」というインディーズ映画が資金集めに成功し、サンダンス映画祭に出品され話題となりましたが、キアロスタミの企画となれば、それ以上の話題性があります。これがホントに資金集めに成功し、制作されたら、史上初めてソーシャルファンドによって生まれたカンヌ映画出品作になる可能性も高い。それが日本のソーシャルファンドからだなんて、夢があると思いませんか?
もしこれが成功したら、日本の映画界にテレビ局、制作委員会主導ではない、新しいトレンドを生み出せるかもしれない。昨今、日本のインデペンデント映画の制作事情はホントに厳しい。ミニシアターブーム時の制作会社、配給会社の数に比べ、現在はどんどん減ってきている。黒沢清みたいな世界的に評価の高いひとですら、(ようやく新作に取りかかっているという話もあるが)、ここ何年も新作を撮っていない。
日本では原作が無いと企画がほとんど通らないような状況ですが、このソーシャルファンドシステムがもし成功すれば、一つそうした状況に突破口になるんじゃないかと期待できます。
ちなみに僕は10万円入れました。貧乏なりにがんばりました。笑 キアロスタミは一番好きな映画監督ですから、お金に余裕があれば、もっと入れたかったのですが。
映画好きの皆さん、キアロスタミの映画を見たことある人も無い人も自分の手で映画を育てる感覚を多少なりとも味わえるこのチャンスに乗って見ませんか?
この企画の成否が、明日の日本映画を左右するかもしれませんよ。(大げさ)
一口500円から999,999円まで投資可能で、投資額に応じて与えられる特典が変わります。
投資はこちらのページから。
http://motion-gallery.net/projects/1