撤退を表明し、今後はGoogleTVを作らないロジテックがSONYに遅れること約2ヶ月、やっとGoogleTV2.0ヘのアップデート対応してくれました。
1.0から大きくUIが改善され、アンドロイドマーケットが解禁、Googleの本業である検索機能もかなり使いやすくなりました。
UIの改善点は、こうして画面下に主要なアプリがホームボタンを押すと表示できるところ。
アプリはアイコンで一覧表示も可能。スマホに慣れてる現代人にはこっちの方が馴染みやすいですかね。
YouTubeはこんな感じ。自分の購読しているチャンネルの動画がサムネ表示されます。プレイリストもこのように表示可能。
安定の真っ赤NetFlix。今年は随分迷走しましたね。。。。でもあらゆるデバイスから利用可能なこのストリーミングはやはり便利です。
ただ1.0の時から特に変化なしです。
今回のアップデートの目玉はやはりアンドロイドマーケットの追加。まだまだ種類は少ないですが、今後に期待しましょう。
写真はZygaのポーカーゲームです。私見ではTV用のアプリのキラーコンテンツはゲームだと思います。ゲームコンソールなしで大画面でプレイするのを前提にしたゲームアプリの登場を期待してます。
もちろん引き続きアマゾンオンデマンドもあります。
GoogleTVになっても1クリック購入です。
キーワードは初音ミクで連続再送を試みてみます。
このReduxTVというアプリは、非常に優れたビジュアルでした。
大画面で視聴したくなるアプリですね。テレビのチャンネルをザッピングするように様々な動画を視聴できます。
検索はこのように、ウェブ、テレビ、アプリの結果をフラットに表示します。
ウェブもアプリもテレビ番組を等価に扱っています。今までのテレビはなんだかんだテレビ番組の受像がメイン機能で、その他はオマケでしたが、このGoogleTVはテレビ機能も全体の多くの機能の一つという扱いなのがこの検索結果に現れてますね。
最近、実はGoogleTVの存在を忘れかけてたんですが、これで使用頻度が増えそうです。
今もReduxTVでザッピングして発見したイギリスの短編映画見ながら書いてます。
しかし、今のところアプリの同時立ち上げ機能などはありませんから、ソーシャルアプリを立ち上げてテレビを見て盛り上がる、というような使い方はできそうにないです。
全体的には、1.0から大きく改善されていますが、まだまだワクワクするほどの使い勝手は正直感じないですね。
スマートTV市場はスマートフォンほどには、爆発的に普及してません。年初のCESでは大きく話題になったのですが、そもそもテレビの需要が減る中、多くの時間を人は携帯とともに過ごすけど、テレビに接する時間は相対的に少なくなっているわけで。
しかし大事な点は、数個の放送局の電波受像機にすぎなかったテレビがインターネットに接続されることで、そこから大きく解放されたこと。実際今僕はなんかイギリスのドラマっぽい何かを見ながら書いてますが(イギリス訛りで、どんよりとした空なので間違いと思われる)、扱われるコンテンツは爆発的に増えます。
プラス、ゲームを筆頭に他コンテンツもあります。テレビ(モノとしてのテレビ)の新しい可能性を充分感じさせます。反対に日本の放送局は、世界中の映像とアプリとの競争に巻き込まれます。プロの作品であると堂々と主張できるほどの質の高いコンテンツを作り、瞬時にアクセス可能な利便性を提供できなれば、この先日本の放送局の未来は暗いでしょう。
エリック・シュミットが、2012年は大半のテレビにGoogleTVが組み込まれるだろうという主旨の発言をしていますが、もしホントにそうなれば来年一気にアプリも増え、来年の年末には今のスマホユーザーがガラケー時代のケータイライフに戻れないのと同じで、従来のTVの使い勝手に辟易してるかもしれませんね。