アメリカで最も売れているスマートTV用セットトップボックスのRokuが新たに6千万ドルの資金調達に成功。事業拡大の足掛かりにするのでは、との観測が出ています。
Roku raises $60 million, wants to become a smart TV platform
RokuはHearst Corp.、BSkyBとNews Corporationから新たな資金調達に成功したことを受けて、自社製のセットトップボックスの販売事業から拡大し、家電メーカーにスマートTVのプラットフォームとなるOC提供事業を開始する見込みであると、GIGAOMが伝えています。
リモコンにイヤホンジャックがついていて、モーションセンサーつきリモコン使い勝手がとても良く、昨年発売のRoku3の販売も好調なよう。
さらにRoku Readyと称して昨年新たに発売開始したUSBフラッシュメモリ程度のサイズのRoku Sreaming Stick対応のテレビやレコーダーを他メーカーと提携して販売も開始したりしているようです。
現状、テレビやレコーダーなどにRoku機能を内蔵したものはありませんが、新たな資金調達が実現したことから、現在Roku Readyのデバイスを発売しているメーカーと組んで、Roku内臓のテレビなどを開発する可能性があるかもしれません。
現在、Roku Readyの端末を作っているのは、Sceptre、OPPO、Hitachi、Insignia、3M。
All Things Dのピーター・カフカがRokuのCEOのAnthony Woodに聞いた話であると、自身のエントリーでは伝えています。
Roku Raises $60 Million from Fidelity, Hearst Corp. for Web TV Push – Peter Kafka – Media – AllThingsD
でも事業拡大なら端末作るのもいいですが、他国への進出も考えてほしいなあ、と思う次第。日本に来てくれないですかねえ。一番安いモデルは49ドルから一番ハイスペックなものでも99ドルの低価格ですから、Rokuが日本に来ればリビングにセットトップボックスを置く家庭も増えると思うんですけどね。正直AppleTVより利用できるアプリも多いし。
六(Roku)なんて名前つけているんだし、日本で事業展開してくれてもいいと思うんだけどな。
Rokuについて
Rokuはアメリカで最も売れている家庭用テレビ向けのセットトップボックス。Hulu、Netflix、Amazon Instant Video、HBo Go、音楽ストリーミングラジオサービスのPandoraや、ゲームなど豊富なアプリに対応している。手のひらサイズの本体で設置場所も困らず、導入も簡単。49.99ドルの低価格なモデルから99.99ドルのHDTV対応モデルまで4種類のラインナップを提供している他、対応したテレビやレコーダー向けにはUSBフラッシュメモリ程度のサイズのRoku Streaming Stickを提供している。
創業は2002年で、名前の由来は日本語の数字の6からきている。これは創業者のAnthony Woodの6番目に設立した会社だかららしい。
公式サイトはこちら。
Roku Streaming Player
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