子どもを映画館に連れて行くのって案外ハードルが高いものなんですよね。二時間子どもがじっとしていてくれるかわからないし、暗闇に慣れてないと不安になる子どももいるし。
なので、イオンシネマのこの新しい試みはなかなか面白いんじゃないかと。
イオンシネマ独占!“こどもの映画館シリーズ”第1弾が来年スタート!|ニュース@ぴあ映画生活
全国にイオンシネマ76劇場を展開するイオンエンターテイメントと、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズなどのヒット作品を手がける映像製作会社・ロボットとの共同プロジェクト、“こどもの映画館シリーズ”がスタートする。
この「子どもの映画館シリーズ」は、上述の記事によると以下のようなコンセプト。
“ビックリ箱みたいに楽しい映画館”を目指し、“映画がこどもたちに何かを学ぶきっかけとなって欲しい”という想いのもと立ち上げられた本プロジェクト。こどもの映画館デビューを応援する内容となっており、通常の映画より上映時間も短く、館内は明るめ、音量は小さめに設定され、初めての映画館でも安心して楽しめるという。
2014年の1月18日から始まり、初回の作品は『沖縄美ら海水族館 海からのメッセージ』。上映時間は60分と短め。
予告編はこちら。
ドキュメンタリーかと思ったら、劇作品として製作してるみたいですね。美ら海水族館に単身赴任しているお父さんたちを子どもたちが訪ねて、仕事や海の不思議について触れるというような内容。
公式サイトはこちら。
沖縄美ら海水族館~海からのメッセージ~|エレファントハウス
料金もお安く、子どもは500円、おとなは1000円とリーズナブル。中学生以下までは子ども料金で鑑賞可能。
少し明るく、子どもがまず第一ということであれば、少し館内は騒がしくなるかもですが、むしろ連れて行く大人の立場からすると、普通の映画館に連れて行くよりは入りやすいかもしれませんね。少し明るいからトイレに連れて行く場合も楽そう。
音に関しては大きな音がドーンと鳴って、子どもが泣き出すというケースに遭遇したことが実際にあります。アメリカでの話ですが、友達と一緒の子ども(3歳ぐらいだった気が)を連れて「ヒックトドラゴン」を見に行きましたが、予告の時点で泣いてしまいました。
そしてオリジナルコンテンツというのも面白い。映画館が製作会社と直接組んでオリジナル作品を提供するのはありだと思いますね。シネコンも増えてきて、他所と同じ作品を上映しているだけじゃ差別化はかれなくなってきているし、独自作品の制作への活路もこれで開けるといいですね。今回も厳密には今年の10月に設立されたばかりのエレファントハウスという配給会社が間に入ってはいますが。
ちなみに60分という上映時間も普通の映画上映でもありだと思う。会社終わって後疲れてるなか、2時間座りっぱなしもきつく感じる時もありますが、1時間くらいならなんとかなりそうじゃないですかね。
最近、イオンシネマさんは、古典映画が月1200円で見放題サービスなども始めると発表したりと活発な動きを見せてます。映画という箱活用の仕方も工夫すればまだまだいろいろあると思うので、今後も積極的な試みを期待します。
この子どもの映画館シリーズ、子どもたちが映画館でのマナーも学べるような施策になるといいなあ。
ダイヤモンド社
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