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ハンガー・ゲーム2レビュー、ピータのヒロイン力が高すぎる件

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ハンガー・ゲーム2~オリジナル・サウンド・トラック

今をときめくジェニファー・ローレンスの出世作のSFファンタジー巨編の続編。続編である今作は、次に続くブリッジとしての1エピソードであり、3へ続く含みを持たせて終了となります。
前作では「強いやつではなく、聴衆を魅了したやつが勝つ」という図式を作ったことが大変優れている、と書きましたが、前作で演出した命がけの恋愛劇によって国民的ヒロインとなったカットニスは、革命のシンボルともてはやされていて、スノー大統領に危険視されています。そのカットニスを合法的に消すために、大統領が仕掛けたのはハンガー・ゲームの歴代勝者同士の生存バトル。前回の相棒ピータとともに再び過酷なサバイバルに挑みます。

第74回のハンガー・ゲームに勝利し、全国公認のカップルとなったカットニスとピータは、勝者として各地区を訪れるツアーをやらされている。ステージに立ち、渡された無難なスピーチを読み上げるカットニスが見たものは彼女を抵抗のシンボルとみなし、崇拝する姿。3本指をたて、腕を天に伸ばすポーズをした者を片っ端から捉え、処刑していく様を見たカットニスは大きなショックを受ける。一方各地に反乱の機運が高まっていることを危惧しているスノー大統領は、カットニスが民衆の「希望」になっていると感じ、彼女を監視し続けている。各地のツアーでスノーはカットニスが民衆を煽動しているか見定めるつもりだった。カットニスは煽動しているつもりなど毛頭ないが、彼女の姿だけで民衆は興奮し、政府に対して反抗心を強めてしまう状態だった。スノーはカットニスを合法的に葬る為に、第75回ハンガー・ゲームは歴代勝者によるサバイバル戦にすることを決定。こうして再びカットニスとピータはハンガー・ゲームに参戦することになる。

ハンガー・ゲームの勝者は一生の安全が保証されるはず。なのに今回彼らは再び殺し合いに参加させられたことに不満を持っています。ゲーム前日のトークショーでその不満は爆発。カットニスの登場を契機に出場者が手をつなぎ、主催者の想い通りのイメージコントロールを許さない。この映画の魅力はバトルだけでなく、こうした相手を出し抜くためのイメージ戦略の駆け引き。より多くを魅了した者が勝つという図式がこの映画にはあり、アメリカのショービジネス的社会の本質が良く現れた良い作品です。体制を支配する側もハンガー・ゲームを富裕層へ娯楽、奴隷たちへの恐怖を与える目的で開催されています。こうしたイメージの戦略で国を統治しようとしている体制に対して前作でカットニスはその大衆を見方につけるために革命のリーダーのようなイメージと命がけの恋愛劇をでっち上げ、世間を見方につけてこのゲームを生き延びました。そしてその時に種をまいてしまったものが、今回革命めの期待となってカットニスの双肩にのしかかります。次はいよいよ大統領のいるキャピトルでの体制打倒か、と匂わせて今回は終了。

最後は次に続く終わり方ですが、内容の方は非常に充実しているので全く飽きることなく見れます。ピータが前回以上に何もできなくて、周りに助けられてばっかりで、完全にヒロインポジションで萌える人には非常に萌えます。新たに登場のイケメン、フィニックも思わず人工呼吸するレベル。しかも最後は完全に正ヒロインじゃないか、という王道の展開で囚われの身となってしまうピータ君。なんでそんなにもヒロインなんだ、ピータ。

待てない人のために原作はこちら。

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しかし、ジェニファー・ローレンスのカットニスはいいですね。近年のハリウッド映画ではクロエ・グレース・モレッツが演じたキックアスのヒットガールと並んで最高の闘うヒロインですね。

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