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映画「大脱出」レビュー、60代後半スタローンとシュワルツェネッガーのほとばしる肉体を見よ!

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スタローン、シュワルツェネッガー「大脱出」
via Escape Plan Movie – 1920×1200 pixel Wallpaper #69717 @ FreeFever

シルベスター・スタローン、67歳。アーノルド・シュワルツェネッガー、66歳。67歳と66歳のコンビによる手に汗握るアクション超大作。顔は老けてもいまだに筋骨隆々な現役アクションスター、かつては80年代のアクション映画シーンはこの2人を抜きには語れませんが、いまだに第一線で活躍しているのは頼もしい限りです。

刑務所の弱点を探るセキュリティコンサルタント(脱獄のプロ)であるブレスリンは、ある秘密の刑務所のセキュリティをチェックしてほしいと依頼を受ける。しかし、何者かに拉致され、気がついた時にはすでに監獄の中だった。外が一切見えず、どこだかもわからない状態におかれたブレスリンは自分を嵌めた人間を捜すべく脱獄を決意する。しかし、強固なセキュリティに守られたこの監獄から逃げ出すのは容易ではない。要注意人物としてマークされてもいるので、彼1人ではどうにもならないところ、ロットマイヤーという囚人が協力を申し出る。

サスペンス仕立てで随所に派手なアクションあり(この2人が主演だから当たり前ですが)で、飽きずに2時間あっという間。今回のスタローンは頭脳派でもあり肉体派でもあります。常に行動する時は「プランB」を用意する周到さ。そしてセキュリティに関する本も上梓しているほど。今回スタローンが収監される監獄は、刑務所の完璧なセキュリティを追い求めた彼の本の理論を元に設計された監獄です。つまり彼でも脱出できなければ、彼のセキュリティ理論は完璧ということになります。彼自身が構築した理論が、彼を追いつめるという展開。今回スタローンが闘うのは裏で糸をひいてる悪人だけではなく、自分自身でもあるわけですね。

シュワルツェネッガーは、相変わらずでかいマシンガンもってぶっ放します。シュワが出る映画にはマシンガンとショットガンが絶対に必要な小道具。重装備アクションが相変わらず似合います。

この2人に始めは敵対し、後に協力関係となるのはイスラム系の囚人ジャベド。こういうハリウッド超大作の仲間キャラに敬虔なイスラム教徒を配置するようになったことに多少感慨を覚えます。スタローンのセキュリティ会社で、彼をサポートするのは女性と黒人。悪役は白人男性が担当しております。このキャラクターの配置に何らかの配慮を見て取るべきかどうか。

まあ、この作品はそんな面倒なことは考えずに見た方が絶対にいいです。

しかし、日米の予告編を比較すると、何で日本の予告編は最初のカットからネタバレしちゃうかな、とガックリきますね。シュワが敵か味方かなども本編から外れたもの付け足してしまうし。
これは日本版。

こちらはアメリカ版。