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名優ドン・チードル初監督作『MILES AHEADマイルス・デイヴィス 空白の5年間』12月より日本公開決定

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「ジャズ界の帝王」ことマイルス・デイヴィスの伝記映画が『MILES AHEADマイルス・デイヴィス 空白の5年間』の邦題で12/23(金)より公開されることが決まった。原題は「Miles ahead」。マイルズ・デイヴィスが1957年にリリースしたアルバムと同名だ。

クール・ジャズ、ハード・バップ、フュージョンなど時代ごとにスタイルを変え、新しい音楽の表現を次々と切り開いた伝説のジャズマン、マイルズ・デイヴィスの半生を描くこの作品。主人公マイルス・デイヴィスを演じるのは本作で監督デビューも飾るドン・チードル。トランペットを猛練習して臨み、迫真の演技を披露している。

ハービー・ハンコックやウェイン・ショーター、現在のジャズシーンで活躍中のエスペランサ・スポルディング、ゲイリー・クラークJr(映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』出演)、アントニオ・サンチェス(映画『バードマン 無知がもたらす予期せぬ奇跡』サントラ担当)らも出演し、本格的なジャズシーンに仕上がっている。

物語は1970年代後半、突如として音楽シーンから姿を消した5年間にスポットを当てている。慢性の腰痛に悩まされ、ドラッグや鎮痛剤の影響ですさんだ生活を送っているマイルスの元に、したたかな音楽レポーター、デイヴ・ブレイデン(ユアン・マクレガー)が強引におしかける。それから二日間、ふたりは盗まれたマイルスの最新曲のテープを取り戻すため思わぬ追跡劇に巻き込まれる。そしてマイルスは元妻であり彼のミューズでもあったフランシス・テイラー(エマヤツィ・コーリナルディ)との破綻した結婚生活を思い起こし、苦悩と絶望から死をも考えたマイルスだが、音楽から救いを見出し、復活への道を模索していく…

ドン・チードルは監督・主演に加え、共同脚本、製作にも名を連ねる熱の入れようだ。