「耳をすませば」の監督として知られる、故近藤喜文の展覧会が、広島や大阪に続き佐賀県でも開催される。
『この男がジブリを支えた 近藤喜文展』は、10/7から12/4の期間、佐賀県立美術館で開催される。スタジオジブリの全面協力のもと、近藤氏の描いたキャラクターデザインや、原画、イメージボードなどが展示される。また監督作である「耳をすませば」の上映会も開催される。
初日の10/7にはスタジオジブリイベント事業室プロデューサー、田中千義氏のギャラリートークも開催される。
会期中は、佐賀市営バスのラッピングバスも運行される。
近藤喜文氏は新潟県五泉市出身、1970年代から宮﨑駿と高畑勲の両作品を作画で支えた日本屈指のアニメーター。テレビシリーズの「未来少年コナン」や「赤毛のアン」、「名探偵ホームズ」など日本のテレビアニメを代表するシリーズにスタッフとして参加。スタジオジブリ設立後は、「火垂るの墓」、「魔女の宅急便」、「おもひでぽろぽろ」といっった秀作の作画監督を立て続けに務める。「耳をすませば」で初めて監督業に挑戦し、高い評価を得、宮﨑駿、高畑勲の後継者と目されていたが、1998年、47歳の若さで他界。遺作の「もののけ姫」の完成を見る前に惜しくもこの世を去った。
『この男がジブリを支えた 近藤喜文展』は、入場料は当日一般1200円、前売りは一般1000円。高校生以下は無料。会期中、月曜日は休館。
■この男がジブリを支えた 近藤喜文展
場所:佐賀県立美術館
会期:10/7〜12/4(月曜日は休館)
開館時間:9:30~18:00
入場料:当日一般1200円、前売り一般1000円、高校生以下は無料
※障害者手帳保持者およびその介助者1名無料