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ケン・ローチ映画の脚本家、ポール・ラヴァティにインタビューしてきました

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 12月13日から公開の始まったケン・ローチ監督の最新作『家族を想うとき』の脚本家ポール・ラヴァティにインタビューしてきました。

 名匠ケン・ローチが『家族を想うとき』で問う「私たちにとって仕事とは何なのか」 | ハフポスト

 前作の『わたしは、ダニエル・ブレイク』の時はケン・ローチ監督にインタビューさせていただき、今回は脚本家のポール・ラヴァティです。『カルラの歌』の時からずっと2人のコンビ作を観続けてきたので、感慨深いです。

 今回の映画も、相変わらずリアリティある物語に実在感ある役者たちの存在感で画面に釘付けになりました。一番好きなシーンはサムネイルの写真の、娘を連れて配達に行くシーンです。この時ばかりは、主人公のリッキーも辛い仕事を楽しそうにやっているんです。

 記事でも触れていますが、それもまた悲劇の前触れだったりするのですが、そういう現実の描き方も、60年代のBBCドラマの頃からケン・ローチは全く変わっていないのが本当にすごいなと思います。

 今作はイギリスの話なんですけど、つい最近日本でもこんなニュースが。
 宅配クライシスから2年 「ギグワーク」が輸送網救う  :日本経済新聞

 日本もこの映画で描かれたイギリスと同じ道を行っているようです。ケン・ローチの映画はいつもそうですけど、今回も「他人事ではない」作品でした。インタビュー最後にポールが言っていたことですが、これは労働を巡る人間の実存を問う物語です。

 

わたしは、ダニエル・ブレイク (字幕版)
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