リアルサウンド映画部にぴあフィルムフェスティバル(PFF)について書きました。
初のオンライン映画祭も刺激的な内容に PFFが若手作家の登竜門として果たしてきた役割|Real Sound|リアルサウンド 映画部
オンラインPFFという企画を新たに立ち上げたPFFですが、PFFの成り立ちを日本映画界にとってどんな存在か、どんな才能を輩出してきのか、今回のオンラインPFFの簡単な印象を書いています。
李相日監督のPFFアワード受賞作『青〜chong〜』は個人的に思い出深い作品なので、少し厚めに書いています。久しぶりに見て、やっぱり面白いなあ、学生映画であっても素晴らしい作品は色褪せないのだなあと思いましたね。
以下、原稿作った時のメモと構成です。
ここからメモ
Intro
前提:新たな才能の輩出はいかに難しいのか。
PFFが果たしてきた役割とは・・・・PFFはこれまでも、多くの新人映画作家を世に送り出し、また世界の名作を日本に紹介、映画の奥深さを広めてきた存在だ。日本映画を活性化させてきた貴重な存在。
オンラインPFFがやっている。PFFの新企画だ。
・PFFが果たしてきた役割
・オンライン映画祭の狙い/効果
・監督×俳優のトークの面白さ/今回初めて見えた一面
を抑える。
Body1 PFFの果たしてきたもの
新人の発掘。日本のサンダンス映画祭と言っても良い。商業主義に毒されず、一環して金のない新人作品も全て平等に扱い、審査してきた。
劇場公開にこぎつけた作品も数多い。例、青chong、鬼畜大宴会、あみこなど、たくさんあるなあ。。。
スカラシップの存在の大きさ
新人を育てるプログラム。このスカラシップ出身の監督の例
熊切和義、橋口亮輔、李相日など、いっぱいいるなあ。。。
Body2 オンライン映画祭
映画祭開催だけでなく、過去作上映貴重な非商業映画の短編なども上映機会を作ってきたPFF
今回も貴重な作品をしかもオンラインで上映した。
6本のプログラム、1本を具体的に紹介。
Body3 監督×俳優のトークの面白さ/今回初めて見えた一面
作り手の話をじっくり聞ける貴重な機会は、映画を志す若者にとって大事。
何を考え、映画を作っているのかに、商業インタビューとは異なる作り手の姿を見えてくる。
具体的に何が違う?・・・表現することへのプリミティブな話が多い。
一般社団法人PFF|PFF(ぴあフィルムフェスティバル)公式サイト https://pff.jp/jp/outline/
さらなる育成の強化、アーカイブ事業、大島渚賞の新設など、活動の幅を広げている。これからも日本映画になくてはならない存在であり続けるだろう。
「不安でしょうがなかったら映画見て」PFF総合ディレクター・荒木啓子さんに聞く|ウートピ https://wotopi.jp/archives/75820
PFFの歴史|PFFの活動/歴史|PFF(ぴあフィルムフェスティバル)公式サイト https://pff.jp/jp/about/history/
PFF・オンライン映画祭「”ひと”が映画をつくる」開催決定!7/4(土)より、6夜連続ライブ配信|ニュース|PFF(ぴあフィルムフェスティバル)公式サイト https://pff.jp/jp/news/2020/06/pff_online2020.html
メモここまで
改めてPFFの歴史を調べてみると、入選者の顔ぶれがすごいですね。こらだけの数の才能を輩出しつづけた組織は他にないのではないのではないでしょうか。
記事では「日本のサンダンス」という書き方をしていますが、現状のサンダンス映画祭は必ずしも自主制作への門戸を広く開けている状態ではないんですよね。わりと金かけてる作品が多くなっている面はあります。PFFはずっと自主制作を扱い続けてやってるのがすごい。
その他、PFF関係で個人的に印象深いのは熊切和嘉監督の『鬼畜大宴会』ですね。公開当時に見に行きましたけど、あっけにとられました。そんなに振り切って暴力描くのかと。まだ10代の頃だったので衝撃でした。商業映画じゃここまでなかなかやらないよなあ、という感じで。これも自主制作の醍醐味やなあと思います。
最近だと山中瑶子監督の『あみこ』は好きですね。今回のオンラインPFFでも配信されました。山中監督は池松壮亮さんと対談していますので、気になる方は是非見てみてください。
PFF・オンライン映画祭 “ひと”が映画をつくる/プログラム⑤
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