アニメ!アニメ!にアニメが絶賛放送中の『呪術廻戦』について書きました。
「呪術廻戦」の人気が止まらない! 何がファンを惹きつけているのか? 魅力を徹底考察 | アニメ!アニメ!
まだ観ていない人向けに人気の理由を説明するような記事を、という依頼で書いたものです。そういうの一番難しいやつなんですよね。
まず原作作品が持つ魅力を示すために世界観とキャラクターにどんな特徴があるかを書いて、その魅力をMAPPAは映像で見事に表現していますよ、という流れで構成することにしました。めちゃくちゃオーソドックスですが、むしろ奇をてらう必要はないので、こういうタイプの原稿は。とにかくわかりやすいことと基本的な部分を抑えることに徹した方が良いタイプの記事です。独自の視点よりもそういう姿勢のが重要ですね、こういうものは。
世界観は、呪いと戦う、呪いは人の負の感情から生まれる、そういう負の感情に飲み込まれやすい現代社会でそれらと戦うというのが、今の読者にビビッドに刺さるのでは、という仮説を立てています。
キャラクターの魅力ですが、本作の人気を引っ張っていると思います。なので、主要メンバーをきちんと説明して、プラスアルファでナナミンとかにも触れておく、という塩梅にしました。個人的には、この作品の大人キャラがいいですよね。ちゃんとした大人キャラが描かれているというか。ナナミンは高校生の主人公を子どもだと言いますが、実際子どもだから大人が保護しないといけない存在ですよね。
最後のアニメーションについては制作会社MAPPAの実績について書いて、今作ではどんな点で実力が垣間見えるかを書いています。
これを書くためにもう一回アニメを見返してみましたが、一回目の視聴より二回目の視聴の時の方が面白く感じました。良くできた作品は、だいたい二回目の視聴の方が面白いものですが、本作も完成度の高い作品だということですね。
以下、原稿作成時の構成とメモです。
———————–
呪術回線なぜヒット? 何にファンは熱狂しているのか。
作品の魅力を3つのポイントで説明する感じ
柱は3本
1物語と世界観
2キャラクター
3アニメーションとしての質の高さ
順番は上記の順で構成する。
世界観の説明と物語を紹介して作品の概要としつつ、どこにみんなが惹かれているのか。
基本的な点を抑える。枝葉の議論はしない。
Intro
現在最も注目されるタイトルのひとつ、呪術回線
ジャンプの次代の看板タイトルとも言われ、アニメも現在放送中。人気がうなぎのぼりになっています。
一体、何が魅力がファンはどんな点に惹かれているのでしょうか。
ここで概要
Body1物語と世界観
呪いのある世界であるということ。
現代日本が舞台で、価値観も極めて現代人に近い。人の怨念が呪いとなって人を殺す世界。世界の理不尽と怒り。負の感情といかに向き合うのかを考えさせられる
物語は、主人公が呪いの力を取り込んだことから始まっていく。呪いに支配されない力を持った主人公・・・負の感情に負けない人物
その負の感情から生まれた呪いと命がけで日々戦う呪術師たちの物語
Body2キャラクター
強くかっこいいキャラクターが多数登場。
主人公・・・呪いという負の感情をはねのける強い精神の持ち主。正しい死を人に迎えさせるため、祖父の遺言をかなえるために戦う主人公。
五条・・・作中屈指の人気キャラクター。飄々とした性格だがその実力は最強。呪術の世界の改革を望んでいるあたり、価値観の古い人間がいまだ支配する日本社会へのアンチテーゼとなり、頼れる先生として人気が高い
伏黒・・・ライバルであり一番の友人。クールな態度の奥に秘められた熱い感情がいい
釘埼・・・戦う女性。ガラスの天井の話が出てくる。
同じ現代を生きる若者たちとして感情移入しやすいのではないか。
大人キャラが良い味を出している点にも触れる。
Body3 アニメの出来具合
制作会社MAPPAのハイレベルなアニメについて。。。。MAPPAの実績について。アニメファンに近年信頼されるスタジオの1つ。作品に応じてベストの選択を取れる、特定の作風に偏らない姿勢でスポーツものからファンタジー、3dCG主体の作品や青春もの、この世界の片隅にような格調高い作品まで幅広く手掛けている。
アクション作画の迫力、監督は少ない作画毎週で迫力あるアクションを作ることに定評ある人
キャラクターデザイン・総作画監督の平松さんは名うてのアニメーター
作画の良さ、演出の切れ味とも一流の作品に仕上がっており、原作の持つ魅力を存分に引き出している。
——————————
メモ終わり。
『呪術廻戦』アニメは2期に突入していますが、登場人物が増えてきて、作品世界がいよいよ広がっていくフェーズに入っています。これからどんどん面白くなっていくので、アニメをまだ観ていない方はぜひ試してみてください。