アニメ!アニメ!の敵役連載で、『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のケネス大佐について書きました。
「閃光のハサウェイ」ケネス大佐は、だれよりも主人公を理解し、大人の責任を果たせる男である | アニメ!アニメ!
映画のケネス大佐、エロかったですね。諏訪部さんの芝居が素晴らしかった。
ケネス大佐は大人の男という立場で、少年ぽさが残るハサウェイの好敵手となる相手す。そして、同じ女性を愛し、だれよりもハサウェイに対して共感を抱く者として描かれます。
まだ映像化されていない部分についても書いていますけど、ケネス大佐の大人としての責任感みたいなものが痛切です。
作品も素晴らしかったですし、早く続きが観たいですね。
以下、原稿作成時のメモです。
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ネタバレはしょうがないか
ケネスはどういうタイプの悪役か。
主人公と立場上対立するが、友人ように共感を覚える相手
出会い、同じ船に乗り合わせてテロリストを制圧する
同じ女を愛する
想いを継承する敵・・・・ガンダム的だ
どんな奴として描かれる?
大佐で地球連邦の軍人、
女好き、、、ハサウェイに比べてだらしなさと同時に女扱いのうまさがある
人質作戦も辞さない。
上の腐敗に対して憤っている。。。。実際に行動を起こしたハサウェイについてシンパシーを感じている
継承者としての敵役
最後は究極の選択を強いられる。。。。
Point
呉越同舟の間柄。。。出会いについて・・・・立場が違えば戦う相手ではなかったことを示唆?
継承することを示唆する
純粋なハサウェイに対して女にだらしない(と言い切って大丈夫か)
適度に現実的な大人であるのが対照的か
Intro
先行のハサウェイはタイトルにあるハサウェイとギギ、ケネスをめぐる物語が主軸に据えられる。
本作の主人公はテロリスト。。。。テロ側を主人公にする時、物語の敵役はどうあるべきか。
2人はシャアとアムロとも異なる、強い友情を携える好敵手となる。
Body1
腐敗した体制の中にいる人物が敵となる
しかしそれをよく思っていたは、観客の共感を得られない。
ケネスは忸怩たる思いがあるが故に、ハサウェイの行動に一定の理解を示し、共感もしている。
「好きに生きていられれば、おれだって、マフティーの仲間になっていたな」上巻43P
組織のしがらみで生きるのが大人であり、それから逃げ出すことができないから軍人をやっている。
↓
それは普通の人の感慨だという。
↓
だからそこから自由になっているハサウェイがまぶしく見える。そういう立場で主人公を正当化、あるいは輝かせるために位置する敵役だ
だが、自分の立場に全面的に賛成しているわけではない。
パイロットが性に合っているとしながら、本作ではモビルスーツに乗らない男
Body2
出会いは、同じ船でテロリストを制圧した中である。
同じ女を愛する
2人は立場が違えば入れ替え可能な存在なのかもしれない。
友人というのは、できがいいほど、自慢できる宝になる。そんな複雑な感情を抱き始めていた。下巻33P
そして、究極の選択を迫られるケネスがハサウェイを継承する。
ケネスは責任を引き受けることができる大人である。
こうした要素は主人公のハサウェイとは対照的だ。彼はテロリストのわりに卑劣さを許せない面を持つし、女性にたいしてもやや潔癖な印象だ。汚れていないピュアさゆえに、腐敗を認められないからこそ彼はテロリストなのだ。ケネスのような男が敵役としているからこそ、テロリストであるハサウェイを、共感可能な主人公
本作の原作小説は、約30年前に出版されたが、当時原作を読んでいた読者も映画が公開された2021年には大人と呼ばれる年齢になっているだろう。それゆえ、ケネスに感情移入する観客も多いかもしれない。
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メモ終わり。
書いていて、早く第三部が観たいなと思いました。ケネスの本当の見せ場は第三部に訪れると思うので。