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ドキュメンタリー映画『ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』の立山監督にインタビューしました

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 ハフポストでドキュメンタリー映画『ムクウェゲ 「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』の立山芽以子監督にインタビューしてきました。

 「女性にとって世界最悪の場所」はなぜ生まれたのか? ドキュメンタリー「ムクウェゲ」立山芽以子監督に聞く | ハフポスト アートとカルチャー

 本作は、ノーベル平和賞を受賞したデニ・ムクウェゲ医師のドキュメンタリーです。レイプ被害を受けた女性たちを20年以上にも渡って治療し続けてきたムクウェゲさんの活動を追いかけ、なぜコンゴでレイプが多発するのかの背景を丹念に調べた作品です。

 非常に重い話ではありますが、グローバル経済の構造問題によってコンゴに悲劇が頻発しているのだと説得力を持って提示しているのが特徴です。コンゴはレアメタルの産地なんですが、武装勢力がその権利を争っているという現状があり、その武装勢力が自らの権勢を示すために性暴力を使っているという現状があるのです。

 さらに元武装勢力に入れられ、レイプをさせられた男性加害者にも取材しているのも、この作品のすごいところです。

 問題点を大変わかりやすく見せてくれ、世界の経済の仕組みそのものに大きな問題があることを実感させてくれる作品です。

 TBS DOCSという、TBSが優れたドキュメンタリー作品を劇場公開するレーベルの作品で、このレーベルからはこれからも優秀なドキュメンタリーが出てくると思います。テレビ局の取材力もやっぱりすごいなと思わされた作品でした。

 
以下、原稿作成時の構成とメモ。
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構成

Thesis
性暴力はどこからやってくるのか。。。。グローバル経済から?

Point3つ
性欲ではない性暴力。。。武装勢力の支配の手段として
加害者の話と法の機能不全
グローバル経済の構造として必要とされてしまっているのでは

Concl
その性暴力が発生する構造に私たちものっかっている

何ができるか。答えは簡単ではない。

議論を打ち切る。。。すべては救済のために デニ・ムクウェゲ自伝P154

Intro
ムクウェゲ先生について

映画公開情報

コンゴの性暴力に危険を押して女性を救う人物に密着している。

監督に話を聞いた。
コンゴの性暴力は、単純な構造になっていない複雑に世界経済の問題が絡み合っている。

Body1 性欲ではないレイプ

ムクウェゲ先生はこう主張している。
これは本から引用していくか…P258

実際に取材した立山監督は実感としてどう思ったか

ムクウェゲ先生は、傷の具合によってどの武装勢力がわかると言っている。ある種の流儀があると・・・すべては救済のために デニ・ムクウェゲ自伝P40

隠れてやっていない、見せつけるかのように性暴力に及んでいる。

Body2 加害者の話

加害者に話を聞いている点が秀逸
浮かび上がるのは、彼らも被害者的な側面がある。

しかし、罪の意識は低い
法の機能不全。。。お金を払えば出てこれてしまう。。。。いくらか確認。。。作品見る

長く紛争が続いているので、次世代の子どもがその価値観の中で育ってしまう問題

法の機能不全は、コンゴのあらゆる場面で見て取れる。ムクウェゲ先生の病院はそれすら手広くカバーしていて、ただの病院ではない。

Body3 グローバル経済の構造問題

コバルトなどのレアメタルの産地であり、その利権を武装勢力が争っている

それはスマホに使われていたりする

グローバル経済の問題

Concl
そもそもできることは何か、、、簡単ではない。
立山監督はこう考える

コンゴの女性の悲劇は、グローバル経済を支えるために起きている。

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メモ終わり。

根本的な解決には、非常に複雑な背景を紐解く必要があり、それが日本の社会の一般市民の生活にもつながっていることがわかる作品です。
なぜこの世界は、このように理不尽なことになっているのか。その複雑さを受け止めることから始めないと行けない気がしています。

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