シネマズPLUSに、東宝の新たな事業戦略について書きました。
東宝がアニメ事業を「第4の柱」に|映画のイメージは変わっていく? | CINEMAS+
「TOHOビジョン2032」という中長期事業計画を発表した同社ですが、そこで語られたのはアニメを映画や演劇、不動産と並ぶ事業の柱にするというものでした。最大手の映画会社が、アニメを映画と並ぶものに位置づけたということです。
国内市場はシュリンクしていく中、海外市場が絶対に必要なわけですが、一番海外市場を切り開けるのはアニメだという判断です。そして、長期に渡り利益を生み出せす知的財産の創出(IP)を目指すというのが主な目的です。
東宝にはゴジラというIPがありますが、逆に言うとゴジラシリーズくらいしか東宝のIPってないんですよね。東映には東映アニメーションが保有するIPがたくさんあるんですが、それと比べるとこの分野では遅れを取っていたと言えます。そこをTOHOアニメーションを設立して猛烈に巻き返しを図っています。『呪術廻戦』とか『SPYxFAMILY』などがTOHOアニメーションレーベルで製作されています。
その辺りの事情を色々解説してみました。
以下、原稿作成時のメモと構成案
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Intro
TOHOアニメーションのブースの話 今年10周年
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勢いと意気込みを感じた
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その一か月後、TOHOビジョン2032でアニメを第4の柱として成長ドライバーとしていくことを発表
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本格的に日本最大の映画会社である東宝が、アニメに舵を切ってきたと言えるかも
Body1
ビジョンの中身
今後は長期活用可能なIPをもっともっていく・・・今まで東宝が持っていたIPは限られていた
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東宝はこれを成長の柱にする。旧来の3つの柱には大きな成長が見込める分野ではないのは確か
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早くもその意気込みは見て取れる
さっそくスパイファミリーが大ヒット。。。。これは製作委員会の幹事会社が東宝
呪術、ウマ娘、ヒロアカ
海外拠点も拡充させ、積極的に市場開拓を行っていく
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昨年、ゲームレーベルも立ち上げており、本格的なメディアミックス戦略に乗り出す
Body2 コロナでも存在感を発揮した
2020年の鬼滅の刃
2021年、上位3本がアニメ
2022、、もしかしたら3本の100億円超えのアニメ映画が誕生するかも
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それは鬼滅の刃のような突然変異の大ブームがたまたま一本あるのとは意味の異なる事態
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コロナ禍で配信の伸長
また配信の利用者は国内においても増加、海外市場の堅調に推移していて、今後もまだ成長を見込める
アニメ産業レポート2021 サマリー(日本語版) | 日本動画協会 (aja.gr.jp)
ASCII.jp:アニメ市場は拡大も「アニメ格差社会」が発生か!? (3/3)
コロナ禍での映画館を支えたのはアニメだった
Body3 他社の動向は?
事業の柱とは言っていないが、近年アスミックもアニメ事業への展開は増えてきた。今年は何本も劇場アニメを放っている
アスミック・エース、2022年度アニメラインナップ発表 「犬王」「四畳半タイムマシンブルース」など
東映は元々東映アニメーションを有していて、本社の売上を超えてしまった。親子上場の問題が指摘されている。
東映の時価総額、東映アニメの半分 親子上場放置のつけ: 日本経済新聞 (nikkei.com)
松竹は今年、マジラブ映画第2弾を公開予定。東宝、東映ほど顕著な動きは見せていないが、アニメ作品への投資は確実に増えている
課題欄
成長ドライバーとしてアニメが重要なのは、国内市場の衰退、実写市場の海外での存在感のなさにもある。
今まで実写の企画開発に使われていたお金がアニメに流れるという意味でもある。
アニメ産業も決して投資効率がすごく優れているわけではない。じっくりやれるかどうかが問われている
東宝のアニメシフト資料
140120220411519733.pdf (xj-storage.jp)
TOP|東宝株式会社 (axol.jp)
東映アニメ
【決算レポート】東映アニメ、9月中間は過去最高の売上・利益を達成 高採算の国内外向け版権ビジネスと配信権販売が好調 | gamebiz
東映、問われる親子上場: 日本経済新聞
GAGA
ギャガ・アニメーションズ・カンパニー設立 トップに岩田圭介氏
KADOKAWA
新作アニメ年間40本体制を目指す アニメ事業好調のKADOKAWA
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メモ終わり。
映画の興行の柱自体がアニメになりつつあるので、なんというか、映画というのも事実上アニメなのでは、気もしますよね。そうすると4つの柱のうち、2つはアニメであると。演劇も最近、東宝も2.5次元に乗り出しているので、不動産以外はアニメに関連するものが多くなっています。
東宝が映画会社と呼ばれるのも今が最後なのかもしれないです。これからはアニメの会社と認知されるようになるかもしれないですね。
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