アニメ!アニメ!の敵役連載で『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』のククルス・ドアンを取り上げました。
「ククルス・ドアンの島」のドアンが1話で強烈なインパクトを与えたワケとは | アニメ!アニメ!
この人は敵なのか微妙なラインなんですけど、主人公のアムロといろいろな点で好対照をなしているし、最初に戦うしまあいいかなと思って取り上げました。良いキャラクターなので取り上げたかったのです。たった1話で妙に印象を残したキャラクターですし、こういうサブキャラの魅力についてどこかで書きたいという気持ちもありました。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
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Thesis 渋いサブキャラの魅力とサブキャラだからこそできた話がある
Point3つ
戦争の加害と被害を知る男
強さ、アムロを圧倒できる実力の持ち主、
なぜこんなにこのエピソードは魅力なのか
小さな視点で戦争を描く、戦争に対する解像度が上がる、サブキャラ主体の話だからできるエピソード
Intro
サブキャラは妙に人気のある時がある。。。。多くは描かれていないから、想像力も刺激され、作品世界を拡げてくれる。
ククルス・ドアンはそんな魅力あるサブキャラ、、、単独映画までできてしまった。
この連載で取り上げるべきなのか迷う部分もあったが、敵とも言い切れない部分があるので。ただ、アムロとも戦うので、ここで一応取り上げる
この男とエピソードはどういう視点で魅力なのか。
Body1 戦争の加害と被害を知る男
子供を守っているドアン
武器がないので、ゲリラで奪い取るというワイルドさ。。
その実力は本物。アムロを撃退してもいる。
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子どもたちの親を殺したのもドアン。加害の責任を取るために一緒に暮らしている
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その強さの秘密、ジオン軍ではどんな評価なのか。。。赤い彗星かドアンかってね
脇役にも強いやつがいる、というのはその作品世界の奥深さを表してくれるからこそ惹かれるものがある。そして、もしかしたら作中ではあまり活躍がなくても、ものすごい強いのでは、という裏最強神話的な期待を持てる
Body2戦争に対する解像度を挙げるミニマムなエピソード
大局的な物語ではなく、戦争の数ある一つの悲劇としてある
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大きな視点では零れ落ちてしまうが、大切な視点を持ったエピソードだからこそ、人気がある。
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作品世界をよりリアルに広がりを感じさせることができる。小さな営みがたくさんこの世界にはあるのだ、そして戦争はそれらを食いつぶしてしまうのだということを、説得力を持って見せることができる。
ククルス・ドアンが見せるのは、戦争の一側面だが、決してそのことを忘れてはいけない大切なものだ
戦争の匂いを消す。。。どういうことか。
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メモ終わり。
大人のキャラとしてなかなか魅力的で渋いですよね、ドアンは。実はアムロにとっては大きな出会いだったのかもな、と思います。今回の映画では、テレビと少しアレンジを加えているようですけど、どんなものに仕上がっているのか、楽しみです。
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