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「ONE PIECE」映画の歴史を振り返る記事を書きました

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 クランクイン!にて、『ONE PIECE FILM RED』の公開に合わせて、これまでの『ONE PIECE』の映画の歴史を振り返る記事を書きました。

 【ONE PIECE FILM RED公開記念】『ワンピース』劇場版15作品の進化と歩みを振り返り! /2022年8月13日 – アニメ – コラム |クランクイン!

 『ONE PIECE』映画は、もう22年間に渡り作り続けているのですが、それって東映アニメーションの歴史の3分の1を占める期間なんですよね。初期の作品と近年のものとを比べると、企画の方向性とか作風とか色々異なります。真っ直ぐに発展してきたという感じではなく、紆余曲折、色々なトライを経て現在のスタイルにたどり着いたという感じです。

 なので、時代区分を4つに分けてみました。多分、整理するとこうなるんじゃないかなと。
 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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Thesis ワンピース映画の歴史と進化をおさらい

Point3つ
どんな進化を経てきたのか
 東映アニメ66年の歴史の中で、ワンピースは22年間作られ続けている。ので当然、劇場版も時代ごとに作風も方向性も異なる
4つの時代区分
 東映アニメフェア時代の中編
 長編、THE MOVIEの時代
 本編の人気エピソードを劇場用に作り直す「エピソード・オブ」シリーズ
 大作映画としての風格漂い、原作者の関与が増加した「FILM」シリーズ
4つの時代のそれぞれの特徴と代表作を簡潔に

 
 
Intro
ワンピースの映画最新作が公開。8月6日から公開。15本目の劇場映画となる。
テレビアニメ本編も1000話を超え、原作マンガもついに最終章に突入。さらに盛り上がるワンピースだが、今回の劇場版にはシャンクスに関わるエピソードが描かれ、ファンの期待を高めている。
そんな劇場版も多彩な作品があり、22年の歴史の中で進化・発展してきた。それを振り返ってみよう

 
 
Body1 劇場版4つの時代区分
アニメを取り巻く環境がこの22年間で劇的に変わり続け、ワンピース映画も進化をしてきた、その進化の区分は以下の4つに分けられる。

4つの時代区分
東映アニメフェア時代の中編
  東映アニメフェアの一環として他のタイトルと一緒に上映されていた中編作品。2000年~2002
長編、THE MOVIEの時代
  単独で長編映画として公開されていた時代。2003年~2006年
本編の人気エピソードを劇場用に作り直す「エピソード・オブ」シリーズ
  人気のアラバスタ、チョッパー加入のエピソードを劇場向けにストーリーを編集し長編映画として映画化。2007年~2008年
大作映画としての風格漂い、原作者の関与が増加した「FILM」シリーズ
  尾田栄一郎自らストーリー作りやキャラクターデザインに関与し始め、オリジナルストーリーだけれど、本編との関わりが一層深くなり、大作映画としての風格も出始めた。毎年公開を止め、約3年ごとにじっくり力を入れて制作するスタイルに。2009年~現在
 
 
Body2 それぞれの時代の特徴と代表作
東映アニメフェア時代の中編
記念すべき1作目・・・2000年放送の1作目は50分しかなく、さらに今や人気キャラクターBEST5に必ず入る麦わらの一味サンジはいなかった。(理由もわかれば)。この時代は、テレビアニメの進行に合わせて劇場版も制作されていたので、サンジ未登場の頃に公開されたため、サンジはまだいない
3作目ではチョッパー加入直後の公開だったこともあり、チョッパーがメインの物語が展開。ちなみに同時公開の短編では原作者尾田栄一郎が声の出演を務めた。日韓サッカーワールドカップイヤーの公開だったために麦わらたちがサッカーする話だった

長編、THE MOVIEの時代
東映アニメフェアが終了し、ワンピース単独での長編映画が作られるように。この時期は個性豊かな内容となり、監督の個性が発揮された異色な作品も生まれた
ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年公開)は、細田守監督の異色作。ワンピースらしくないと言われることもあるが、一本の映画作品としては異例の完成度を誇る。

本編の人気エピソードを劇場用に作り直す「エピソード・オブ」シリーズ
シリーズ前半で屈指の人気を誇る2本のエピソードが劇場用に再編集された。クロコダイルとの死闘が描かれるエピソード・オブ・アラバスタと、チョッパー加入のエピソードをアレンジしたエピソード・オブ・チョッパーの2本が制作。
チョッパーに関しては、時系列もかなり改変しており、ロビンやフランキーがすでに加入しているけど、チョッパーはまだ加入していないという「if」の世界として描かれている。またワポルの兄がオリジナルキャラクターとして登場している。
相変わらず感動的なエピソードで、ドクターくれは演じる野沢雅子さんの演技もすばらしく泣かせる内容になっている。

大作映画としての風格漂い、原作者の関与が増加した「FILM」シリーズ
原作者が映画作品への関与を深めて、シリーズ本編とも深く食い込むような内容が描かれるようになった。
このシリーズから興行収入も大きく増加し、東映市場最高の興行収入を叩き出すなど、概ね3年ごとに制作される体制に変わり、超大作映画へと変貌を遂げた。
・ONE PIECE FILM Z(2012年公開)はシリーズ最高の68.5億円の興行収入を記録。海賊殲滅を企む元海軍大将・ゼットと麦わらの一味との壮絶な戦いが描かれる。
また、テレビアニメ放送20年を記念した・ONE PIECE FILM STAMPEDE(2019年公開)では、懐かしのキャラクターが大集合するお祭り的な雰囲気で、かつての名シーンを彷彿とさせるような展開もまり、ファンを熱狂させた。

Concl
シリーズ原作では、最終章に突入、いよいよシャンクスが本格的に物語に絡んでくると予想されていますが、それに合わせるかのように劇場版ではシャンクスにまつわる物語が描かれます。これもFILMが原作との距離が近い制作体制であることのたまものと言える。
どんな作品なのかは、是非映画館で興奮を味わってほしい。

 
 
ワンピース映画一覧
1. ワンピース(2000年公開)
2. ・ワンピース ねじまき島の冒険(2001年公開)
3. ・ワンピース 珍獣島のチョッパー王国(2002年公開)
4. ・ワンピース THE MOVIE デッドエンドの冒険(2003年公開)
5. ・ワンピース 呪われた聖剣(2004年公開)
6. ・ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年公開)
7. ・ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵(2006年公開)
8. ・ワンピース エピソード オブ アラバスタ 砂漠の王女と海賊たち(2007年公開)
9. ・ワンピース THE MOVIE エピソード オブ チョッパー 冬に咲く、奇跡の桜(2008年公開)
10. ・ONE PIECE FILM STRONG WORLD(2009年公開)
11. ・ONE PIECE 麦わらチェイス(2011年公開)
12. ・ONE PIECE FILM Z(2012年公開)
13. ・ONE PIECE FILM GOLD(2016年公開)
14. ・ONE PIECE FILM STAMPEDE(2019年公開)
<参考>劇場版/原作・アニメ情報

 
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 メモ終わり。

 細田守監督の『オマツリ男爵と秘密の島』など、これまでにも意欲的なチャレンジがしていたシリーズですが、やっぱり「FILM」の時代になってギアチェンジした印象ですね。今回の『RED』もロケットスタートになっており、どこまで興行収入を伸ばすか注目です。
 
 
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