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『ONE PIECE FILM RED』大ヒットの分析を書きました

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 シネマズPLUSで『ONE PIECE FILM RED』100億円超えの大ヒットを導いた戦略を分析しました。

 <考察>『ONE PIECE FILM RED』記録破りの大ヒットを生んだ戦略と時代背景 | CINEMAS+

 谷口悟朗監督がどんな戦略で本作を作ったか、宣伝戦略がどうだったか、原作との連動は?などいくつかの重要なポイントを解説しています。

 本作が音楽ものであったのも、谷口監督の最近のヒット映画の傾向分析があったからのようで、その他、公開タイミングと原作の進み具合など、色々な要因が重なり、記録的な大ヒットが生まれたと思われます。采配がずばり当たったタイプの大ヒットですね。それでもここまで大きなヒットになるとは予想していなかったかもしれませんが。

 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。 
 
 
 
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[監督・谷口悟朗が語る『ONE PIECE FILM RED』ができるまで① | Febri]
[監督・谷口悟朗が語る『ONE PIECE FILM RED』ができるまで② | Febri]
[【谷口悟朗監督インタビュー】映画『ONE PIECE FILM RED』原作ファンに“ドラマの補正”を託した理由と“アトラクション”を作る者の課題 (cinemarche.net)]
[谷口悟朗監督「ONE PIECE FILM RED」インタビュー 24年ぶり「ONE PIECE」で「何かを壊し、何かを足す」 – MANTANWEB(まんたんウェブ) (mantan-web.jp)]

[「ONE PIECE FILM RED」“歌姫”ウタの誕生秘話から、“今が一番熱い”原作の今後までをジャンプ編集部原作メディア担当編集者・高野健が語る – コミックナタリー 特集・インタビュー (natalie.mu)]

[作品構造、デザインで見た『ONE PIECE』のすごさ。『FILM RED』監督が制作の裏側とともに語る | CINRA]
 
 
入場者プレゼント分析 gaie
 
 
Point
号外新聞の内容・・・第一話が丸々掲載されていた。。。つまり第一話さえ知っていれば映画は楽しめる
Youtube、[(1440) 【ウタ日記 UTA diary】#1 配信はじめるよー!【FILM RED】 – YouTube](https://www.youtube.com/watch?v=xYGNqYeRP2I)。。。新キャラを定着させるための戦略
音楽映画の力・・・・売れるのは音楽、音の重要さが映画館にある
マーケティング的な意味合いで、、、、「RED」と傷跡のイメージ、、、シャンクスの登場は大きい。。。推しの晴れ舞台が映画館であるということ
連載とのタイミング、、最終章に入り、シャンクスの本格的な出番gは増えそうだというタイミングでの公開

整理すると・・・
推しの晴れ舞台としての映画館。。。最大の存在シャンクスが遂に登場。。。25年目にして初の晴れ舞台
サブ要素として原作との連動、最終章突入のタイミングでの公開
音楽と映画館、今売れるのは音楽映画か
谷口監督は周到にリサーチしてあの内容を出力している。。。オリジナルを提案する時も市場を示して提案する人。。。エスタブライフのインタビューを参考 「エスタブライフ」クリエイティブ統括の谷口悟朗が考えるオリジナルアニメの作り方【インタビュー】 | アニメ!アニメ! https://animeanime.jp/article/2022/06/22/70325.html
音の違いこそ、配信と映画館を決定づける要因になっている。
第一話だけ知っていればついていける内容
号外の話
ウタという新キャラを売り出すためのYouTube戦略。。。この世界に生きているような感覚。。Vtuverにも通いじるものが。。。今の若い人に刺さる戦略だったのでは。
番外編:ゲスト声優に頼らなかったこと?・・・近年むしろ売上を期待できるのは本職の声優か。外国映画でむしろプロの声優起用がニュースで流れる時代、バラエティやテレビドラマでも声優を見かけるケースが増えてきた。
 
 
 
構成
Intro
ワンピースが異様な勢いでヒット中。
シリーズ15作目にして、驚異のヒットですが、逆にこれだけシリーズを重ねて、実績が固まってきていたところにこの成績の伸びは何か要因なのか。

原作25年目にして驚異のヒットはどうして生まれたのかを考える

Body11話だけ知ってれば分かる内容
公開直前に号外新聞を配っていた。写真を撮る

シリーズを追いかけていなくてもわかる内容だった。

シャンクスは、切り札的な存在で、これまでシリーズでは謎の多い存在でありながら、最も夕目なキャラの一人。

Body2 推しの晴れ舞台としての映画館
映画館は、今二次元キャラの最大の晴れ舞台となっている。
二次元キャラどころか、コロナ禍で、三次元のタレントにとっても最高の晴れ舞台としても機能したと言えるかもしれない。

煉獄さん、呪術廻戦の乙骨憂太、その他、、、、どうして「煉獄さん400億の男」と呼ばれるか。

今回誰の晴れ舞台かというと、言うまでもなくシャンクス。シャンクスが過去最高に喋って戦っている。

その晴れ舞台を盛り上がるタイミング、最終章突入と時を同じくして公開されたことで、これは見届けねばという気分が醸成されたのでは。

Body3Youtube世代に向けたストーリーで宣伝戦略
新キャラを認知させるための戦略も欠かさず行っていた。物語の中身とも連動していて、作品への没入感も共感力も高めることに成功している。

Body4音と映画館
今売れる映画は、音楽映画か?
谷口監督は周到にリサーチしてあの内容を導き出している。

なぜ音楽映画なのか。
音が今、映画館の売りになっているから。
例を上げる。アナ雪、ボヘミアン・ラプソディ、君の名は。竜そばなどなど

音楽で攻めるのは、高品質な映画館の音響を活かせる。。。これが配信ではなく映画館で映画を見てもらう、もっともわかりやすい理由になっている。

Body5 もしかして
従来、ワンピースの映画はタレントや一般の俳優がゲストで主要なキャラクターを演じることが多かった。しかし、今回はゲストはいたものの存在感が薄かった

近年、外国映画の吹き替え版で本職の声優が出演決定というニュースが増えている。声優に集客力が当てにされている可能性。外国映画で吹き替え声優が舞台挨拶に立つケースも出てきている。

名塚佳織さんの演技は非常に説得力があった。

多くの要因が重なって、戦略を立ててそれらの要素を引き寄せてヒットに導いた。

東映がこのヒットを生んだのは意義が大きい。一極集中に風穴を開けられたのは、業界全体の活性化につながる。
 
 
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  メモ終わり。

 今回の映画はプロモーションも上手だったなと思います。認知獲得はすでに必要ないタイトルなので、意欲度を上げることに注力できるのが良かったと思います。この意欲を上げるプロモーションができるかどうかが、映画ヒットの分かれ目ですよね。この映画は、いろんな方向から、見に行きたくなる要素を駆り立てているなと思います。

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