ハフポストで、映画『対峙』のフラン・クランツ監督にインタビューしてきました。
加害者の家族はモンスター? 銃乱射事件の被害者家族との対話が問いかける「赦す」ことの意味 | ハフポスト アートとカルチャー
これは大変素晴らしい作品です。ほぼ4人だけの会話劇で進行しますが、地獄の葛藤と後悔、自責の念、やりきれない悲しみと怒りが交錯する傑作です。銃乱射事件の加害者の両親と被害者の両親が、教会の一室で語り合うだけの作品ですが、これほどのとてつもない緊張感を演出した監督は只者ではないと思います。
フラン・クランツ監督は俳優出身。本作は対話することの勇敢さを描くものだと言います。昨今、異なる立場の人同士が対話することさえ、難しい時代になっています。そんな時代を穿つ傑作だと思います。