シネマズPLUSに、映画『Winny』のレビューを書きました。
映画『Winny』:今社会に問う、「技術」の存在意義 事実に基づいた激動の7年間 | CINEMAS+
ネットの歴史に詳しい人なら知らない人はいない事件です。ファイル共有ソフト、ウィニーの開発者が著作権侵害のほう助容疑で基礎された事件です。ウィニーというと、違法なファイルを共有するサイトという認識だと思いますが、当時はP2P技術自体が悪者のようにされ、京都県警の強引な捜査も問題になった事件でもあります。
しかし、一般にはその詳細な実情はそれほど知れ渡っておらず、開発者の真意や人となりも伝わっていないのが実情です。本作はそのような状況に一石を投じる内容です。
ウィニー裁判を弁護士として戦った壇俊光先生にインタビューもしてきましたので、レビューと合わせて読んでいただくと理解が拡がると思います。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
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東出昌大主演映画『Winny』は何を告発するのか? 「技術で社会をより良くする」ことを夢見た天才の遺産──【MY VIEW│星 暁雄】 | Vogue Japan
非中央集権的な先端技術を開発した人間が、中央集権的な警察権力によって潰された話し
Point3つ
リアルな裁判シーン、、、伝説の尋問調書、丁々発止の刺激的な戦い
警察・検察の違法捜査問題とメディアの問題
イノベーションについて。。。
愛媛県警のエピソードについて、どう書くか
自分のインタビューも参考に
『Winny裁判』があぶり出した刑事司法の“闇”とは? 担当弁護人が語る“天才プログラマー”の真実 | 弁護士JPニュース
檀さんの本も
Thesis
なぜWinnyを作ったのか
メディアと警察のストーリーは正しかったのか
人質司法の闇
朴訥な捜査
愛媛県警のエピソード
リアルな裁判シーン
伝説の尋問
調書をもとにセリフを作成
Concl
金子さんという人。。。プログラムしか考えてない人
プログラムは表現
IPホルダーのことを考えていた
Intro
実話であること、実名でも登場する
2000年代のネット社会の大事件。。。Winny事件
無罪を勝ち取るまえの金子さんと壇さんの戦いの記録
Body1 逮捕理由と顛末、人質司法
これのひどさをインタビューと本から引用
そもそも逮捕がおかしい、作中でも言及している通り
↓
人質司法の問題、逮捕勾留から作文
Body2 Winnyを作った理由
表現だった、
警察の理由、著作権侵害状態を蔓延させるためというのは正しいのか。。。本から引用
実際にはIPホルダーのことを考えていた
Body3 リアルな裁判シーン
日本映画史上最高にリアルな裁判シーン
本人が徹底監修
伝説の尋問シーン、秋田先生
Concl 金子さんはどういう人だったのか
プログラミングが表現。
検察官は、いかなる理由で幇助が成立すると判断されているのですが、今回の事件は、正犯が誰かすら知らない状況ですよね。誰か1人でも悪いことをする人がいたら幇助になるのであれば、自動車なんて殺人幇助以外のなにものでもない。
これに対して検事は、「そういう意見もおありということは、お聞き致しました。証拠を精査して判断したいと思います」
映画では描かれないが、上告審では、検察側は「誰か1人でも悪いことをするかもしれないと認識しれいれば、幇助犯が成立する」という主張を始めていた。
今のP2P技術の最先端は自律分散型の新たな社会モデル構築である。ビットコインやその仲間を深く考察した人々は、やがて「P2Pのシステムを活用することで自律分散型の社会システムを実現できるのではないか」というアイデアに到達した。
私たちの社会システムに組み込まれた中央集権的な権力構造に対抗しうる非中央集権的なデジタル技術─これはダナ・ハラウェイが1985年に発表した論文「サイボーグ宣言」で描き出した未来と通底する。家父長的で中央集権的な監視と管理のためのデジタルではなく、人権というオペレーティングシステムと民主主義というプラットフォームのもと、すべての人々が平等に参加可能なデジタルの公共をつくり上げる─これがデジタルデモクラシーの構想だ。そこでP2Pに基づく非中央集権型のブロックチェーン技術は不正や腐敗を許さない公共のためのプラットフォームとして捉えられている。
金子が見た最先端の技術の可能性を追求する人々は世界中に現れている。残念ながら金子は志半ばで倒れ、その景色を見ることが叶わなかった。それでも「技術で社会をより良くしたい」という金子の思いは、次世代のプログラマーたちへと継承されている。そして、いつか必ず、“その景色”を人々が共有する日は訪れる。東出昌大主演映画『Winny』は何を告発するのか? 「技術で社会をより良くする」ことを夢見た天才の遺産──【MY VIEW│星 暁雄】 | Vogue Japan
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メモ終わり。
映画は金子さんの裁判を描きますが、それを通して技術が社会をよくするのか、悪くするのかと問う側面を持っています。そして、日本の警察の捜査はこれでいいのかと疑問を投げかける社会派としても良くできています。
映画としてもスリリングでよくできています。金子さんを演じた東出昌大は似てないけどすごくハマっています。こういうの外見じゃないんだなと思わせますね。
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