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『進撃の巨人』イエーガー派のフロックについて書きました

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 アニメ!アニメ!の敵役連載で、『進撃の巨人』のフロックを取り上げました。

 「進撃の巨人」フロックの魅力。臆病な新兵から狂気の信念に殉じるまで | アニメ!アニメ!

 フロックはヘイトを感じさせるキャラクターとして認識している人もいるかもしれませんが、このキャラクターの成長度合いはすごくうまく描けているというか、本作の奥行きある世界観と人間関係にとって、結構大事な存在だったように思います。

 本当に最初は根拠のない自信を持っていて、それがすぐに粉砕されるような大変な事態に見舞われ、臆病な存在としてたまたま生き延びてしまうだけの存在だったのが、アルミンやミカサたちを追い詰めるほどの存在となっていき、パラディ島を守るために命がけで戦うことになっていきます。

 ただ、信じて進んだ道がアルミンたちとは違っただけ。ハンジさんも彼のことを間違っているとは言わなかったです。こないだ放送された、『進撃の巨人』ファイナルシーンの前半では、ハンジさんが亡くなりましたが、フロックもこの時命を落とした存在として忘れてはならないと思っています。

 『進撃の巨人』はこういうキャラクターもおざなりに描写しないのがすごいと思います。誰もが血肉の通う存在として描かれている。諫山創先生の人間描写力の高さを象徴するキャラクターだと思います。
 

 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
 
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Point3つ
フロックが心臓を捧げたもの
ハンジと一緒のエピソードで散っていった
彼の成長ぶりは目をみはるものがあった
 
 

Intro
進撃の巨人で最も作中成長するキャラクターは誰か。
エレンはあまり成長しないタイプだ。ライナーは逡巡し続ける、アルミンは成長するが、元々理知的だった。ミカサは最初から最後まで強靭であり続けた。

意外にもそれはフロックだったのではないかと思う。

 
 

Body1彼の成長
現実を知らない新兵が、死の恐怖に怯えてるだけの存在に。

ただの運で生き残った男が自分のその偶然に運命という名の意味を与えようとする。

おめおめと生き残った自分の役割を考えるようになる。
 
 

Body2イェーガー派のリーダーとなる
彼は多くを殺す。だが多くを殺すのはミカサ達も同じだ。時に卑怯な手段を使うのもアルミンと同じだ。

彼は島を守りたいと思って行動している。そして、無残に死んで言った仲間たちのことも思っているのだろう。ここで死んだら、島を守るために死んでいった仲間は無駄死にになってします。
死んだものに意味を与えるのは我々だ。。。エルヴィンの言葉を引き継いだ面もある

ハンジは彼のことを責めなかった。君の言う通りだと。

フロックは敵対してしまったけど、どこかで最後まで仲間だという心は失っていなかった。
彼がいなければ、ハンジは死なずにすんだかもしれない。けれど、彼は彼の信念を命がけで貫き通したのだ。
 
 
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 メモ終わり。割とさらりと考えていたことをシンプルにまとめた構成になりました。

 エルヴィンの言葉「死んだ者たちに意味を与えるのは我々だ」という言葉を彼なりに継承しているんだよなと思います。フロックはフロックの信念や守りたいものがあって戦ったわけですね。悲しいすれ違いですが、こういう描写に説得力があるのが『進撃の巨人』のすごさですね。
 
 
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