[PR]

東大「AI模擬裁判」をどう思ったか、現役弁護士作家の五十嵐律人先生に聞いてみました

[PR]

 弁護士JPに、以前紹介した東京大学法学部の学生によって行われたAI模擬裁判について、現役弁護士であり小説家の五十嵐律人先生に感想を聞いてみました。

 「Chat GPTは人を裁けるか――」“現役弁護士作家”は東大「AI模擬裁判」をどう見た? | 弁護士JPニュース

 五十嵐先生は以前、AIについてもご発言しており、おそらく興味を持っていただけるのではということで企画しました。

 法律の専門家であり、同時にエンタメ小説の作家でもある五十嵐先生ならではの洞察でこの模擬裁判を評価していただきました。大変に勉強になります。
 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
——————–
 
 

<五十嵐律人インタビュー>現役司法修習生が描く驚愕のミステリー。法廷があぶりだす不合理な人間の“罪と罰” 電子版34号 | インタビュー・対談 – 本の話

– 【インタビュー・対談】|森 博嗣 × 五十嵐律人 往復書簡|tree

現在は法律事務所で修習中なのですが、弁護士に求められる技能のうち傾聴が占める割合の大きさに驚いています。なので、完璧な相槌を打つ聞き上手なAIが発明されない限り、弁護士は生き残れるはずです。とはいえ、法的な評価が求められる作業(養育費や慰謝料の算定、懲役や罰金の認定等)は、既に大量のデータが集積されており、いずれはAIの独壇場になる気がしています。

五十嵐律人 (@GarashiRitsuto) / Twitter
 
 
Point

五十嵐先生は模擬裁判をどう見たか。課題と可能性

事務処理と効率性、裁判官の人材問題

人間的なものとは、

弁護士と作家としてAIはどうか
 
 
Intro

AI模擬裁判が東大で開催されたこと

概要、どこまで書くか。主催の狙いと開催意義

機械に人は裁けるか、その壮大な実験を気鋭のミステリー作家であり現役の弁護士である五十嵐先生に見てもらった。

果たして彼はAI裁判をどう見たのか。
 

あらすじ
 
 
Body1 AI模擬裁判の感想と所感と課題
五十嵐先生の反応
模擬裁判の部分はクオリティが高く、学生とは思えないほど凝っていると感じた。
AIの活用方法について、AIの独創性が試される部分に注力することが上手いと思う。
判決内容や質問にはまだ改善の余地があり、特に判決のプロセスの開示が不十分だと感じた。
AI裁判官の能力についての議論が活性化し、実際に裁判の流れをAIに行わせて議論することは有益であると考える。

 
 
Body2 人間的な情緒とは何か、人は裁判官や弁護士に何を求めるか
複雑な事実分析と人間らしい情状酌量に関して、AIが内部処理を行っているかどうかは不明だが、プロセスの言語化が欠けている。
情状酌量の判定については、無罪の場合は判断が難しいが、有罪の場合なら可能性がある。
AIは聞き手としてはまだ向いておらず、法律相談では人間の受け入れる対話能力が求められる。
 
 

Body3 AIに任せられそうなことは何か、裁判官の人材問題も絡めて
AI裁判官の評価は、重視する要素によって変わる。AIの限界ではなく、プロンプトのデザイン次第で拡張可能性がある。
現状では簡単な裁判の判断も難しく、AIの導入は事務処理や補助役としての利用が現実的。
裁判官や弁護士、検事の業務の一部はAIが担う可能性があるが、完全にAIに置き換わるかわからない。
日本の法廷のデジタル化の遅れは体制の問題であり、価値観のアップデートが必要。
裁判に興味持つ人は増えるかも。
 
 
Body4 弁護士、作家としてAIはどう考えているか
AIを小説家として活用する方法を模索中、編集者の役割やトリックの考案、特にミステリ作家としての活用は考えられるかも
AIの壁打ち役としての優秀さや、トリック考案における有用性があるかも。
小説家の生き残り方については、AIの進化や作家の個性によって異なるため、現時点では予測が難しい。一部の作家にとってはAIが有益である可能性があるが、他の作家にとっては適用が難しい場合もある。

 
 
————-
 
 
 メモ終わり。非常に五十嵐先生のお話はためになるものばかりでした。原稿では、もっと五十嵐先生の言葉をたくさん拾っていますので、興味を持ってくれた方は、記事を是非読んでみてください。

 今年は五十嵐先生が原作の映画『法廷遊戯』も公開されますので、それも楽しみですね。
 
 
関連作品