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エンタメ社会学者の中山淳雄先生に「中国アニメ『Re:STARS』日本展開に見る逆輸入現象の面白さ」というテーマで語ってもらいました

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 アニメ!アニメ!で、中国アニメ『Re:STARS』を題材に、中国アニメの日本進出についてエンタメ社会学者の中山淳雄先生に語っていただきました。

 エンタメ社会学者中山淳雄が語る、中国アニメ『Re:STARS』日本展開に見る逆輸入現象の面白さ | アニメ!アニメ!

 『Re:STARS』は、「iQIYI(アイチーイー)」のマンガ配信アプリで公開された原作で、閲覧数52億回の人気作品をアニメ化したものです。日本アニメのスタイルの作品で内容的にも、日本作品の影響が色濃く見える作品です。

 近年、ゲームを中心に中国の2次元コンテンツが日本で人気を博している背景など、この流れについてエンタメ社会学者の中山先生に語っていただきました。
 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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 参考
劇場版「Re:STARS 〜未来へ繋ぐ2つのきらぼし〜」公式サイト

【連載】中山淳雄の「推しもオタクもグローバル」第49回 アジアを席巻する東洋BLブームと火付け役アニメイト-アジア/日本、アニメ/ゲーム/VTuber、溶け合う境界でマス化するエンタメ | gamebiz

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世界一のゲームエンパイア「テンセント」|中山淳雄
 
 

中国初のコンテンツ

ゲームの次にアニメは来るか?
 

トピック

中国初のコンテンツに慣れ親しみだした日本人・・・原神など

日本アニメの影響を受けている中国コンテンツの今

相互に影響しあう時代に?
 
 
質問案
質問

巨大市場を背景に急成長する中国の二次元コンテンツ業界について中山先生は、どのように感じておられますか。

『Re :STARS』のような日本アニメのスタイルの作品が中国からも生まれるのはどういう要因が考えられますか。

『Re :STARS』の中で、中山先生から見て、絵柄以外にも日本アニメの感性を感じる部分はありますか。

男女逆転や中性的な魅力などは日本アニメの得意な分野ですが、本作の魅力の中核であるこれらの要素は中国など、広くアジアでも人気なのでしょうか。

日本アニメらしさが満載の本作ですが、逆に「ここは日本アニメとは違う」と感じる魅力はありますか。

現在テレビでは中国語オリジナル版が放送中で、劇場版は吹替版となります。日本語吹き替え版となることで高まる魅力はあるでしょうか。(中山先生が中国語版も観ていれば)

日本アニメが海外に与えている影響は、実際のところどれくらい広く強いものなのでしょうか。

『羅小黒戦記』や『時光代理人』『魔道祖師』など、これまでにも日本のアニメファンに高評価だった中国アニメがありますが、本作も含めて日本人にも違和感なく受け入れられた要因は何だとお考えでしょうか。

アニメ以外に目を向けると、『原神』などのゲームは広く日本人に受け入れられています。これらの中国コンテンツが日本で成功している要因はなんでしょうか。

中国アニメやゲームが躍進し、日本にも多く紹介されるようになってきていますが、それらの作品が日本のクリエイターにどんな影響を与えるでしょうか。

 
 
構成
Point

中国コンテンツはゲームからアニメへ

日本アニメの想像力とアジアへの浸透度

本作の魅力、日本らしさとそうでないところ

世界とより交わる日本アニメ

 
 
Intro

中国発のアニメ『Re :STARS』が日本語吹替版となって公開

中国では、50億回再生の人気作品、

近年、アジア発の二次元コンテンツがゲームを筆頭として日本国内でも受け入れられている。その潮流の中で本作はどんな位置づけなのか、中山先生に聞いた
 
 
body1中国コンテンツはゲームからアニメへ

– 中国から日本への作品の流入について、中国の二次元コンテンツの成長が背景にあると指摘。
– 2014年や5年頃は中国市場はあまり開拓されていなかったが、近年は急速に成長している。
– 映画やゲーム業界において、中国市場は拡大しており、それに伴い日本の作品も受け入れられるようになっている。
– 中国版を見ると、日本アニメのようなルックから中国語が聞こえてくるのが違和感がある。
– 白蛇:縁起は、映画としての質が高く、日本人も受け入れる可能性があると考えている。
– 日本の場合、他国のコンテンツを受け入れることが重要であり、ローカライズが成功の鍵であると述べる。
– 原神やNIKKEとかが成功したのは、日本の要素を取り入れたローカライズが功を奏したためであると分析。
 
 
Body2 Z世代について
– 中国ゲームは日本のファンにも広く受け入れられており、その流れはアニメにも定着する可能性があると考えている。
– Z世代には、中国や韓国に対するプラスマイナスの感情がなく、ニュートラルな世代が存在する。
– 荒野行動から始まり、原神もその例であり、上の世代にはまだ抵抗があるが、若い世代は普通に受け入れている。
– 70年代のアメリカも日本に対して似たような抵抗を持っており、「日本製じゃん」という感覚があったが、最初に受け入れたのは若い世代であった。
– サムスンやTikTokのように、下の世代はゲームやソフトの商材を受け入れており、上の世代はどこか勝ってる感がある。
 
 
body2日本アニメの想像力とアジアへの浸透度
– この作品は双子の男女逆転もので、中性的な魅力を持っており、その点でらんま1/2にも通じる可能性がある。
– 江口寿史氏は男の娘を初めて描いたと言われ、その時代背景は80年代の明るい雰囲気であった。
– 本作も日本の80年代的な雰囲気を感じ、90年代のあらいずみるいなどの作品と類似点がある。
– 最近の傾向として、男の娘などのユニセックスなキャラクターが増えており、それを取り入れている点が新しい。
– 中国でゲイが禁止されている中で、男の娘といった表現が出てくることは注目すべき点であり、中国でのBL小説の輸入も活発である。
– 中国で男の娘を作り、日本に逆輸入することは先進的な試みであると考える。
– 日本の作品や要素がアジア全体に影響を与えており、時代の変化とともにいろんな広がり方をしていると指摘する。
 
 
body3本作の魅力、日本らしさとそうでないところ
– 中国のアニメ市場では、ほとんどが3Dアニメーションであり、日本風の作品は少ない。しかし、90年代の日本アニメのような表現に懐かしさを感じ、時差を楽しむアニメとして評価している。
– 中国のアニメ市場は、海賊版で育った人々が多く、80年代や90年代の日本アニメの影響を受けている。このため、日本のアニメとの親和性が高く、作品の制作にも影響を与えている。
– 本作では、豪華な声優起用や楽曲展開など、日本アニメと同様の制作手法が見られる。また、笑いのセンスやコミカルさには中国風味がある。
– アイドル文化の再浮上を試みている可能性もあり、アイドルを取り入れることで視聴者の興味を引き付けようとしているのでは
– 日本人がアメリカ映画を楽しむように、中国のアニメも違和感なく楽しめる作品であることが望まれる。
 
 
body4世界とより交わる日本アニメ
– 中国のゲーム市場では、翻訳の問題や独自のニーズに対応できないなどの課題があったが、近年は原神のような作品が成功を収めており、アニメ市場でも同様の動きが見られるかもしれない。
– 日本との視聴タイミングの同期が進み、同時にアニメを楽しむことができるようになったことが、中国のアニメ市場の発展に寄与している。
– 日本での作品の成功やバズの影響が海外でも同時に盛り上がるようになり、アジアの二次元コンテンツ市場の発展に貢献している。
 
 
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 メモ終わり。

 『Re:STARS』は中国語版の音声は、U-NEXTで配信されています。劇場公開するものは日本語にローカライズしたものになります。見比べてみるのも面白い体験だと思います。

 すとぷりの莉犬さんが主演をえんじているのも注目です。

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