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インドの女性だけの新聞社のドキュメンタリー『燃えあがる女性記者たち』の監督にインタビューしました

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 ハフポストに、インドのドキュメンタリー映画『燃えあがる女性記者たち』の監督インタビュー記事を掲載しました。

 どうすれば報道メディアは信頼を取り戻せるか。インド被差別カーストの女性記者から私たちが学ぶこと | ハフポスト アートとカルチャー

 この映画は、インドの不可触民「ダリト」と呼ばれる被差別層の女性たちが運営する新聞社「カバル・ラハリヤ」の活動を追いかけた作品です。地域密着型の新聞社で、最下層の被差別民の暮らしの切実さを丹念に取材して伝えている新聞社です。映画の中では、紙の発行からデジタルへと切り替えていく過程とインフラの整わない地域でひどい生活を強いられている人々の実情を取材する様子、差別的な政治家にも鋭く迫る様子などが捉えられています。

 この新聞社で働く人々は、みな低学歴です。ジャーナリストになるのに学歴は必要ないと監督はおっしゃっていました。どこも大手のメディアは高学歴の人ばかりですが、彼女たちは被取材者と同じ境遇であることもあるので、同じ目線で取材できているのはとても印象に残りました。

 報道の役割や、民主主義とはどうすればより良く機能するのかなど、示唆に富む内容の作品です。是非見てほしいです。
 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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質問案

どのようにして、この新聞社を知ったのか。

インドの報道の世界はどういうものがスタンダードで、この新聞社はどういった点で特異と言えるか

通常、インドの新聞記者はどういう階級の人がなるのですか。

欧米も日本も、報道記者は高学歴な人が多いが彼女たちは学歴は高くないと思われる。報道に学歴は必要だと思うか。

インドでダリトの人々が就ける職業とは、一般的にどんなものがあるのか。

今、カバル・ラハリヤはインドでどの程度知名度があるのか

カバル・ラハリヤは2002年に創刊されたそうだが、当時はどんな人が創刊したのか。

彼女たちは取材の現場でダリトであることで、取材しにくいことはないのか。

非常に危険を伴う取材もしているように見える。カバル・ラハリヤはどのようにリスク管理をしているか。

また、政府や他のメディアから圧力はないのか。

ネットメディアに活路を見出す新聞社ですが、インドのメディア事情はどんなものか。マスメディアとネットの関係はどんなものか。

2014年以降、40人の記者が殺されているという事実

制作会社Black ticket filmsについて
 
 
構成
Point3つ

ダリトで女性、二重の逆境の中のジャーナリスト

ジャーナリストに学歴は必要ない

地元のメディアとして生き抜く術と信頼を勝ち取るために必要なこととは
 
 
Intro

報道倫理が大きく問われる
世界的に低下するニュースへの信頼度・関心 進むマス・メディア離れ 比較的軽度だが、日本でも似た傾向 報道避ける割合も微増 | 民放online

この映画は、ジャーナリズムとは何か、その素晴らしい回答がある。

彼女たちは不可触民の低所得者層、しかも差別を受ける女性たち。女性だけで運営される新聞社だ。
 
 
Body1 ダリトで女性であることとは、、、二重の差別
ダリトとは何か

あの地域でダリトの女性はどう扱われているか。。。女性は家にいるべきという強い価値観が支配。外を歩くだけでも危険
この新聞社は州の南部にあって、この地域は非常に大きいところで南部はインドの中でも女性に対する暴力が最も多いとされている地域
女性の中でもダリトの人の暴力が多いので、彼女のような人たちが記者として活動することが大変なこと
あの地域の男性は父権主義なので、そもそも妻を働かせたくないと思っていて、ミラの夫はしぶしぶ了解という立場
そういう場所で、彼女たちはマフィアの利権が絡む現場や、腐敗する警察などを相手に取材活動をしている
 

新聞社は地元密着の報道をし続け21年の歴史がある。。。紙媒体からデジタルによる映像中心のメディアへと転身する様が描かれる。

 
 
Body2 ジャーナリストに学歴は必要か
スマホを始めて触るという人ばかりでなく、読み書きが苦手だという女性も登場する。この新聞社に採用基準は?

文字が読めない人であっても、そこは問題にならない
ミラという先輩が教えて教育する、読み書きができないことよりも、そういう人がダメだと見捨てたりはしない
文字が読めないからジャーナリストができないというレッテル張りをなくしている

教育の大切さを訴える監督・・教育によって心に変化が生まれる

賃金は非常に重要。経済的な独立を促すことにもなる
この映画を撮った理由のひとつは教育が大事であること、教育によって何か心に変化があって目覚めるということが起きている、そしてさらに言えば経済的な自立が生まれているというのも見てほしかった

マフィアや剣を構えて悦に入る政治家候補など、危険な取材にも臆せず飛び込んでいく
 
 
Body3 地元に信頼されるメディアと生き延びるスキルを持つ彼女たち
彼女たちは危険を自らコントロールしてしっかりと取材につなげる。そういうスキルを持っている

普通のジャーナリストは自分のすんでいるところではない、取材対象のところにいって取材がおわれば自分の住む世界に戻るが、彼女たちは彼女たちは自分の住んでいる世界を取材している。カーストや政治の問題とか、警察とか、地元のことが色々関わってくる。
彼女たちは訓練を充分に受けている。男性記者たちに囲まれてこうやるんだと言われているシーンがある。だが、自分なりのやり方で政治家と向き合っていける。
政府や警察、行政は表立ってでないが、少しずつ協力してくれる人がいる
21年間大きな事件になったことはない。それは彼女たちが賢く知恵があり、地域を知り尽くして記者としてのスキルがあるから

彼女たちの姿は、本来のジャーナリズムがあるべき姿。問題を忖度なく報じ、その問題が解決の糸口を作ることで、人々から信頼を得ているのだ。

今メディアにとってすごく難しい時期、インドだけでなく世界的にジャーナリズムが危うい状況
民主主義が残る上で大切なのは4つ目の権力としてメディアが権力を監視すること、そのためにはジャーナリズムが透明性を保ために活動すること、ミラが言うように人々の橋をなるような活動を続けていくこと、それが民主主義を守る上で重要

どうすれば、信頼をメディアが取り戻せるのか、この映画にヒントがたくさんあるのではないか。
 
 
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 メモ終わり。

 これは本当に素晴らしい作品でしたので、是非見に行ってください。報道に対する信頼はこうして生まれるんだなというのがわかります。必要なのは学歴でもないし、立派な機材でもないんです。事実を伝えるその姿勢があれば、スマホがあれば世界中に情報を届けることができる時代です。とても励まされる作品でした。
 
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