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パブリックドメインとなったミッキーマウスについてのコラムを書きました

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 リアルサウンド映画部に、ミッキーマウスがパブリックドメインになったことについてのコラムを書きました。

 “公共の財産”となったミッキーマウス 表現にとっての“二次創作の意義”を考える|Real Sound|リアルサウンド 映画部

 パブリックドメインとはそもそも何か、ディズニーとパブリックドメインの歴史、どうしてパブリックドメインという制度があって文化の発展にとってなぜ重要なのいかについて解説した内容となります。

 今回パブリックドメインとなったのは、初代ミッキーマウスのデザインだけですが、今まで何度も法改正を繰り返しては、このデザインのパブリックドメイン化が実現しなかったので、これは大変に大きな出来事なのです。

 そして、そもそもディズニーが大きな会社になれたのも、パブリックドメインの恩恵に負うところが少なくありません。初期のディズニー作品は原作をパブリックドメインとなった作品からとっているものが多く、ディズニーこそ最もパブリックドメインの恩恵を受けてきた会社と言えます。

 そんなディズニーの看板キャラクターがようやく公共の財産となったことは、象徴的な意味合いもあってとても重要なのです。記事では、そんな経緯なんかも解説しています。
 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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参考

– 初代ミッキーマウス 登場アニメ著作権切れで米で2次創作可能に | NHK | アニメ

デューク大学・パブリックドメイン研究センターのジェニファー・ジェンキンズ教授は「ディズニーは著作権の保護期間の延長を推し進めた著作権者の1つで、パブリックドメインを減らす象徴でもあり、だからこそミッキーマウスとミニーマウスがパブリックドメインになることは象徴的な出来事だ」と指摘しています。

「ピノキオ」や「白雪姫」、「眠れる森の美女」など、ディズニーの人気映画の多くはパブリックドメインの作品を元にしていると指摘した上でジェンキンズ教授は「著作権が失効することで未来のクリエイターがその上に作品を作ることができるようになる。新しい創造的な作品の登場が楽しみだ」と話していました。

また、パブリックドメインの活用について「われわれの歴史は過去のものに学んで模倣して新しいものを付け加えるということの連続だ」とした上で、「これまで特定の権利者が独占していたものが公開されるということは、経済、教育、研究活動などあらゆることに使えるようになるということで新たな天然資源が見つかったようなものだ。世界最強のキャラクターがパブリックドメインになることは、著作権史上最大の実験になるだろう」と述べ、今後の創作活動への期待を示しました。

– 「ミッキーマウスの著作権保護期間 ~史上最大キャラクターの日本での保護は 2020年5月で終わるのか。2052年まで続くのか~」 福井健策|コラム | 骨董通り法律事務所 For the Arts

なにせミッキーマウスといえば、ディズニー社の世界ライセンス収入だけで年間約5000億円([2016年ロイター報道](https://jp.reuters.com/article/angle-nintendo-mario-mickey-idJPKCN10C1P7))ともいう超弩級キャラである。ライセンス収入では[世界の圧倒的トップ](https://www.prnewswire.com/news-releases/license-global-magazine-reveals-2018-top-150-global-licensors-300628946.html)に君臨し続ける同社でも、齢90にしていまだに稼ぎ頭だ。その本国でのパブリックドメイン化は、まさにキャラクター・ビジネス界を揺るがす大事件には違いない。

– 米国:著作権保護期間延長の流れは止まるも、脅威にさらされ続けるパブリックドメイン | p2ptk[.]org

21世紀の大半の間、これら作品には法的な鍵がかけられ続けていた。1998年に米国議会が可決した20年間のソニー・ボノ著作権期間延長法によって、その後2019年まで著作権保護期間が満了する作品は一つもなくなったからだ。その代償はめまいを起こすほどだった。研究者は、無声時代の映画の75%が失われたと推定している。

 
Thesis

文化の発展と著作権の微妙で大切な関係
 
Point

ディズニーの最初の映画がアメリカでパブリック・ドメインに、これの歴史的意義

パブリック・ドメイン化が文化にとって重要な理由

今後、どうなるのか
 
 
intro

ディズニーのミッキーマウスの著作権保護が終了し、パブリックドメインへ

日本の著作権法と米国の著作権法では事情が異なり、今回の件はアメリカでのもの。日本の場合は、複雑な事情が入り組み、まだパブリックドメインになっていないのか、なっているのか見解が分かれている。

これによって早くもミッキーの登場するホラー映画が制作されていることなどがニュースになっている。ちなみに初代のものだけであって、その後、何度かデザインの変更がなされているが、そのバージョンはまだパブリックドメインではない。

そもそもパブリックドメインとは何か、それが文化全体にとってどんな重要性を持つのかという大前提を通して、アニメーションの二次創作を考える
 
 
Body1パブリックドメインとは

概要

これまで、著作権保護のン延長の歴史

延長されると、会社の権利は維持されるが、とばっちりの作品も多数うまれ、アーカイブもできずに消えていく作品も多数あった。パブリックドメイン化はあまねくアクセスできるようにするという、文化の下支えをするもの。

そして、アーカイブしやすくしてその作品を残していくために重要

– 米国:著作権保護期間延長の流れは止まるも、脅威にさらされ続けるパブリックドメイン | p2ptk[.]org

21世紀の大半の間、これら作品には法的な鍵がかけられ続けていた。1998年に米国議会が可決した20年間のソニー・ボノ著作権期間延長法によって、その後2019年まで著作権保護期間が満了する作品は一つもなくなったからだ。その代償はめまいを起こすほどだった。研究者は、無声時代の映画の75%が失われたと推定している。

 
 
Body2 歴史的意義

デューク大学・パブリックドメイン研究センターのジェニファー・ジェンキンズ教授は「ディズニーは著作権の保護期間の延長を推し進めた著作権者の1つで、パブリックドメインを減らす象徴でもあり、だからこそミッキーマウスとミニーマウスがパブリックドメインになることは象徴的な出来事だ」と指摘しています。

「ピノキオ」や「白雪姫」、「眠れる森の美女」など、ディズニーの人気映画の多くはパブリックドメインの作品を元にしていると指摘した上でジェンキンズ教授は「著作権が失効することで未来のクリエイターがその上に作品を作ることができるようになる。新しい創造的な作品の登場が楽しみだ」と話していました。

また、パブリックドメインの活用について「われわれの歴史は過去のものに学んで模倣して新しいものを付け加えるということの連続だ」とした上で、「これまで特定の権利者が独占していたものが公開されるということは、経済、教育、研究活動などあらゆることに使えるようになるということで新たな天然資源が見つかったようなものだ。世界最強のキャラクターがパブリックドメインになることは、著作権史上最大の実験になるだろう」と述べ、今後の創作活動への期待を示しました。

著作権の歴史の中でも特筆すべき事態であると専門家は指摘している。

パブリックドメインを用いて大きく発展した会社の代表例がまさにディズニーだ。

白雪姫などのグリム童話もディズニーがアニメーションにした時点でそれらはパブリックドメインだった。ディズニーこそがパブリックドメインの恩恵を多く受けてきた会社だ。

そして、そのように活用しやすくすることで古典はさらに寿命が延びていく。今日、グリム童話やアンデルセンの人魚姫の物語を知るきっかけとなっているのは、ディズニーの二次創作と言える。
 
 
Body3 二次創作の是非

二次創作は、あらゆる文化の源泉とも言える。努力して作られた作品は権利者の保護があってしかるべきだが、すでに作者が亡くなって何十年もたつのなら、公共財として扱い、文化の下支えとなるように促していく。

今回、ホラー映画が制作されたが、今後もミッキーマウスを用いた作品がたくさん生まれるだろう。その中にはオリジナル以上に見事な使い方をする作品も出てくるかもしれない。

むしろ、パブリックドメインとなったことでミッキーマウスは永遠の命を手に入れたとも言える。この史上最大のキャラクターが今度、どのように活用されていくのか楽しみだ。
 
 
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 メモ終わり。

 すでに、ミッキーが登場するホラー映画が製作されたようですが、今後もいろいろな活用のされ方をするでしょう。どんな作品が生まれるのか楽しみです。
 
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