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インタビュー:クランチロール・プレジデント、ラウール・プリニ氏が語るアニメの未来とグローバル戦略

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 Brancに、クランチロールのプレジデント・ラウール・プリニさんのインタビューを掲載しました。

 クランチロール・プレジデントが語る海外市場でのアニメのポテンシャル。「アニメの世界人気は、まだまだ伸びる」 | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-

 クランチロール・アニメアワードに合わせて同社の重役がみんな来日していたので、インタビューする機会をいただきました。

 今年のクランチロール・アニメアワードは、ミーガン・ザ・スタリオンやポン・ジュノ監督がプレゼンターとして登場するなど、大変に豪華なものになりましたが、同社がどのような基準でゲストを選んでいるのか、同アワードを日本で開催する理由、クランチロールの事業戦略など、いろいろな話を聞いてきました。

 
 
 以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
Intro

クランチロール・アワード開催

ソニーグループの重役たちもあつまっていた。

クランチロールのプレジデントにインタビュー。
 
 
Body1アニメのグローバルな拡がり

1. 日本でのアニメアワード開催の反響:
– 去年は日本で一回目の開催で、全体では7度目の開催。
– アニメファンとクリエイターを繋げることが主な目的。
– 東京での開催が最適だと判断。
– フィードバックは非常に好評で、クリエイターからも高評価を得た。
– その年の一番のアニメを選び、クリエイターの努力に注目してもらう点が評価された。

2. ゲストの選定方法:
– イベントの目的はファンがクリエイターを認識し称えること。
– プレゼンターはファンでアニメをよく観ている人が適していると考えている。
– ファンを代表する多様な人々を選んでいる。
– プレゼンターはアメリカ、韓国、インド、フィリピンなど世界中から参加している。

3. 海外のアニメファンの変化:
– 日本同様に海外でもアニメファンは一般化してきている。
– 特に若い世代がアニメを見ている傾向がある。
– ポリゴンのリサーチでは、Z世代の42%が週一回アニメを見ているという結果がある。
– アメリカや欧州でも多種多様な人々がアニメを見ている。
– 特にアメリカでは黒人やヒスパニックの方々がアニメを見ているという結果がある。

4. 加入者の傾向:
– Z世代やミレニアル世代が多い傾向がある。
– 黒人やヒスパニックの方々が人口比で比較しても多く観ている。
 
 
Body2クランチロールの戦略

以下は、ラウールさんの発言の要点のまとめです。

1. クランチロールの差別化と成長戦略:
– アニメに特化したサービスを提供することが差別化の鍵。
– 幅広く深いアニメのセレクションを提供し、他の配信サイトとは異なる。
– アニメファンのために配信以外にもゲーム、劇場興行、グッズ販売を行う。

2. クランチロールの多様な事業展開:
– ストリーミング事業が最も成長している。
– 次いで劇場興行が成長中。
– ゲーム事業も成長しており、最近リリースした「ワンパンマン・ワールド」が人気。
– グッズ(洋服やフィギュア)は北米、欧州、ラテンアメリカ、インドで人気。

3. アニメのグローバル市場の成長見込み:
– 現在、中国と日本を除いて世界に8億人のアニメファンがいるとされ、将来的には10億人に達する見込み。
– 若い世代がアニメを見る傾向が増えている。

4. 特に注目している市場:
– 北米、ラテンアメリカ、欧州(特にフランス)、サウジアラビア、インド、東南アジア。

5. ソニーグループとのシナジー関係:
– ソニーピクチャーズとの劇場配給での協力。
– プレイステーションとの連携で、アニメ視聴のプラットフォームとしての役割。
– ソニーミュージックと共同でアワードの授賞式を開催するなど、多岐にわたるパートナーシップ。

6. 実写化について:
– クランチロールはアニメにフォーカスしているため、現時点では実写化を考えていない。
 
 
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 メモ終わり。

 ワンピース実写がNetflixで成功したので、実写化についてどう考えているかを聞いてみました。今のところは考えていないということです。注目する市場については、東南アジアとインドの2つについて、ゲストの選定にも影響を与えている部分なのかなと思いました。この2つの地域のビッグなスターを呼んでいますし。

 クランチロールの重役をお話するのはこれが初めてでしたけど、確かに日本のアニメに対して真剣に向き合っているのだなと感じています。日本の苦手がショーアップや海外戦略に長けているという印象で、うまく弱点を補ってくれている存在だなと思いました。

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