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映画から有料配信へ:新たなコンテンツ戦略の可能性と課題 – 『ゴールデンカムイ』続編を例に

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マグミクスに、実写映画『ゴールデンカムイ』の続編がWOWOW放送となることについて考えていることを書きました。

実写『ゴールデンカムイ』続編がWOWOWドラマで物議 映画→有料配信への手法は今後定着するか | マグミクス

映画で公開して、続きは有料放送ないし配信へ、という戦略の作品が目立ってきています。大沢たかお主演の『沈黙の艦隊』がそうでしたし、アニメでは『SNAD LAND』が続編をディズニープラスで配信中です。

昨今配信のユーザー獲得競争が熾烈を極めている中で出てきた新戦略だと思いますが、この流れが定着するのかどうかを考える内容となっています。

WOWOWは配信という強力なライバルの登場で結構苦しい立場にあるのだと思います。質の高いオリジナルドラマを制作していいますが、その分月額料金も高いんですよね。月額2,300円(税込2,530円)ですから。

どの配信サービスも、競争力を高めるために独占配信をやりたがるんですけど、独占配信はユーザーに嫌われやすいです。なので最初から独占で囲い込むのではなく、開かれた映画館で上映してアピールすることで、加入者を増やしていくという戦略だと思いますがこの手法の是非はどうなのでしょうか。
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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参考
「映画の続きはドラマで」実写版『ゴールデンカムイ』ビジネス手法の勝算 専門家が戦略を徹底解説 地上波テレビ局の導入はあるか|ニュース|ピンズバNEWS

【推しの子】 実写映像化決定!! | 東映[映画]
 
映画から独占配信、放送となった代表的な作品

ゴールデンカムイ、WOWOW

沈黙の艦隊、アマゾンプライム

SAND LAND ディズニープラス

推しの子 アマゾンプライムはどっちが先? 2024年冬、ドラマシリーズをAmazonのPrime Videoにて世界独占配信、映画を東映配給にて劇場公開する。
 
Thesis

ビジネス戦略として、映画から独占配信の流れはありか、なしか
 
 
Point3つ

ゴールデンカムイの実写版、映画は好評、続編がWOWOWドラマだったことで賛否がある

この売り方の事業者サイドのメリット、利点は何か、なぜやるのか

この流れは定着するのか、、、WOWOWの加入者増加に貢献できるかどうか、成績次第か、背景に独占配信するだけでは加入者が伸びないという問題、独占配信の失敗例などを挙げる
 
 
Intro

ゴールデンカムイの実写映画が高評価。

原作やアニメファンからも評判がいい。

もうすぐ興行収入は30億円に届きそう

評判いいので当然続編の期待も高まる。本編の最後も続編を匂わせる終わり方になっていた。

しかし、その続編がWOWOWのドラマシリーズでやると発表された。
 
Body1 WOWOW続編での反応

純粋に続きが見られるのは嬉しい、

しかし、WOWOWに加入していない人は見れないので、加入する必要があるのはつらい。

映画でやったのだから、映画で続きも観たいという声も当然ある

こうした事例は初めてではなく、昨年からポツポツと出ている。

沈黙の艦隊

SAND LANDなど

今後の推しの子はどっちが先か不明だが、映画とアマプラのシリーズ展開が発表されている。
 
 

Body2 なぜ今この手法がでてきたのか

どうしてこのような展開が別々の事業者が一斉に始めたのか

なかなか独占配信をしただけでは、結果が出てないから

独占配信は嫌われやすい。最初から囲い込むのではない形が必要、しかし、配信や有料放送は契約してもらわないとビジネスとして成立しない。

そこで、映画として広く公開、誰でも見られるようにして、面白さをアピール。

その後の続きを見るために契約が必要という折版案のようなスタイルが出てきたと思われる。

それに対する批判、映画を予告編のような扱いではという声。

沈黙の艦隊は確かにダイジェスト感が強かったという意見もあった。これで終わり?という肩透かし感。。。。ドラマ配信版はかなり好評。

ゴールデンカムイは映画も好評だったが、SAND LANDも
 
 

Body3この流れは定着するのだろうか

配信・放送事業者の競争は熾烈を極めている。なんとか生き残りをはかるためには、ユーザーを獲得しないといけない、そのためには他社にないコンテンツがどうしても必要、しかし、そのコンテンツが面白いことを知ってもらう必要がある。そのための劇場公開

これが加入者増加につながれば、今後も同様のやり方をする作品が出てくる。

これまではテレビなどのシリーズで人気が出たら映画公開という流れだったが、すでに人気あるIPなら、映画で引き付けて有料配信・放送に囲い込める。

しかし、事業者は囲い込むだけでなく、IPを育てるという意識をもってほしい。

内容面的にもこの事業者がやってくれてよかったと思えるクオリティのものを作り、盛り上がりも作って、より作品が発展させられれば、ファンも感謝するだろう。
 
 
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メモ終わり。

今年は『推しの子』のAmazonプライムと映画のダブル展開が控えているのですが、これはどっちが先になるんでしょうね。なんとなく、映画が先で、アイの死までやって続きはAmazonプライムでとなりそうな気がしますけど。アニメも初回90で一気にそこまで見せていましたし。
 
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