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声優でNAFCA理事・甲斐田裕子が語る AI と声優の未来 ― 技術進化と表現の本質を考える

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マグミクスに、NAFCAの理事で声優である甲斐田裕子さんのインタビュー記事を掲載しました。

声優・甲斐田裕子さん、「音声生成AI」「倍速視聴」に警鐘 「役者は<余白>を演じている」 | マグミクス

声優の声を無断で利用して生成AIで喋らせる動画などを作る人がネット上に出てきています。この声の無断利用に対して、プロの声優たちは危機感をつのらせています。一方で、声優の中には新たな収益源として期待を寄せる人もおり、様々な意見がでているようです。

そこで、この問題に取り組みパブリックコメントなどにも積極的に現場の声を届けているNAFCAの理事である甲斐田裕子さんに話を聞くことにしました。

法的な観点と、現在どのような動きがあるのか、甲斐田さん自身の考えなどいろいろな観点でAIと声優という問題について語っていただきました。
 
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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>「AIに間は表現できない」『SPY×FAMILY』声優が「音声生成AI」「倍速視聴」に警鐘
 
Point
日俳連のアンケートでもAIに対して賛否は半々ぐらい
AIが声優にもたらす危機とは?・・・ここをきちんとまとめないといけない
AIにできない芝居とは?甲斐田裕子が語る
NAFCAの立場と法律的な問題
 
 
Intro

AIはいろんな業界に大きな変革をもたらす。

アニメの制作現場のみならず、声優業界も揺れている
 
 
Body1どんな懸念とどんな危機感があるか

事例を挙げる

ボイスのコピー問題

生成AIコンテンツ 声優の声を学習させトラブルも… – NHK クローズアップ現代 全記録

VTuberや声優の「AI音声モデル」無断販売への懸念 法的トラブルの恐れも – KAI-YOU.net

著作権で止められない、声は著作権で保護されない

NAFCAはパブコメで懸念を表明している。パブリックコメント「AI時代における知的財産権」 | NAFCA 一般社団法人日本アニメフィルム文化連盟

日本のアニメ制作では声優が特別な地位を占めますが、声優の声をAIに勝手に学習させてAIボイスを使って不名誉な発言をさせたり、勝手にボイスチェンジャーを販売されたりする事例がすでに問題化しています。

こうした問題に対処するため、私たちは「声の肖像権」あるいは、声の商標権、声の財産権が法的に体系化されることを強く望んでいます、
 
 
Body2AIの可能性

内海賢二さんをよみがえらせたレジェンド声優・内海賢二の声がAI音声でよみがえる! | 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントのプレスリリース

ある種の可能性

死んだ人の声を使えるようになる、声優の高齢問題での交代はないことは嬉しいか

すでに声優が公式にボイスチェンジャーを発表する例も。新しい収益源として期待されている?

CoeFont、人気声優の後藤邑子氏のAI音声を提供開始 | 株式会社CoeFontのプレスリリース

森川 智之 | CoeFont
 

甲斐田裕子さん
1. 吹き替えとアニメでの生成AIの使用に反対する意見がある。
2. 一方で、亡くなった声優の名演技を再現したいという希望もある。
3. 生成AIで再現された声優の声と、実際に知っている本物の声優の声は異なるものだと感じている。
 
 
Body3現役声優はどう考える
NAFCAの理事、甲斐田さんの考え
このメッセージの要点を以下にまとめます:
将来的にAIの音声技術が向上する可能性は認めつつも、人間の声優が持つ特別な「輝き」や表現力は再現が難しいと感じている。

昔の吹き替え作品(「12人の怒れる男」の例)を挙げ、そこにある独特の魅力や表現力がある。

演技において「間」が非常に重要であり、それが表現の核心。
 

福宮さんは。AIは息をしないというベテランの声を紹介、耳が慣れてしまう?
「羽佐間道夫(代表作:『ロッキー』ロッキー・バルボア役、『銀河英雄伝説』ワルター・フォン・シェーンコップ役等)さんは、『AIは息ができない』とおっしゃっていました。そういう行間を読み、言葉以外も含めて表現する力は、人間とAIとでは、大きく違うはずです」
「芝居を聴く側にとっては、耳が慣れてしまえば、AI音声でもいいとなってしまうかもしれません。役者は、観客の耳を育てることも使命」
 
 
body4 アメリカの動きは。
SAG-AFTRA、TVアニメ番組におけるAI音声の使用を制限する契約を締結 | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-
 
 
構成の修正
倍速視聴についての追加。。。Body3に
「行間や余白も含めて表現するのが芝居なのですが、倍速ではまるごとカットされてしまいます。たとえば、『ありがとう』というセリフを言っていても、実は内面では『殺すぞ』って思っているかもしれない。そういう表現の真意を読み取れなくなってしまうと思うんです」(甲斐田さん)
 
 
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メモ終わり。

法的な観点では、声そのものは著作権で保護対象ではなく(著作権が保護するのは作品なので)、肖像権の侵害で対処することになると思いますが、現行法で充分なのかどうか、改めて議論が必要かもしれません。

個人的には法的には充分今のままで対処可能だと思うのですが、対処のスピードですよね。声をAIの問題のみならず、対処の速度が追いつかないのが問題で。これは技術の進化のスピードのせいであって、法律のせいではないですが、法的対処にもAIは利用できるのかどうか、そういう方向での活用はできないか、気になるところです。
 
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