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アニメの色はこう決まる!動画工房・石黒けいさんが語る色彩設計の仕事と『夜のクラゲは泳げない』のカラー設定

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リアルサウンド映画部に、動画工房の色彩設計、石黒けいさんのインタビューを掲載しました。

【新連載】アニメスタジオのここが知りたい! 色彩設計・石黒けいが語る“動画工房の色”|Real Sound|リアルサウンド 映画部

連載でアニメスタジオに取材する企画の第一弾ということで、『夜のクラゲは泳げない』の動画工房を取材しました。動画工房といえば、色だろうということで石黒けいさんに取材させていただきました。

色のこだわりや色指定という職業について基本的なところから、『ヨルクラ』のこだわりまで、多岐にわたる話を聞かせていただきました。
 
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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色彩設計 石黒けいインタビュー|SPECIAL|オリジナルTVアニメーション「夜のクラゲは泳げない」公式サイト
2010年代以降の動画工房――受け継がれる手描きアニメーションの技 – メディア芸術カレントコンテンツ
新人アニメーター養成教材「アニメータードリル」の効果はいかに?「動画工房」の新人アニメーターが使った結果 | FUN’S PROJET
【推しの子】:「神を細部に宿す」動画工房の魅力 上手な嘘でアニメ表現 – MANTANWEB(まんたんウェブ)
7月31日発売のTVガイド A Star Vol.3にインタビューが掲載
 
色彩設計とは
ノーマル色、とは|Masako Sato
アニメの色彩設計(色指定)とは | アニメのお仕事メディア
色彩設計 大塚眞純さんインタビュー|SPECIAL|TVアニメ「おとなりに銀河」公式サイト
インタビュー|アニメ「花咲くいろは」公式サイト
Production I.G / 採用情報 / インタビュー / インタビュー CASE:佐藤真由美
Production I.G / 採用情報 / インタビュー / インタビュー CASE:広瀬いづみ
携わった作品には最後まで付き合う | SPECIAL | CloverWorks Official site
(396) アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』制作風景 第3弾「ペイント」 – YouTube
『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』色彩設計・篠原愛子インタビュー【連載第20回】 | アニメイトタイムズ
スペシャル – スタッフリレーインタビュー5 | TVアニメ「クジラの子らは砂上に歌う」公式サイト
セル画の雰囲気を受け継いだ、懐かしいけど古臭くならない色彩バランス――『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』色彩設計・安部なぎさインタビュー | アニメ ダ・ヴィンチ
色トレスってなあに?|Masako Sato
 
記事の方向性
色彩設計とは?
色彩設計のこだわりとはどういうものか、作品にどう貢献しているか、。
夜のクラゲは泳げないについて、色のこだわり
これまでのキャリア、
色指定の仕事の魅力とは
 
 
質問案
色彩設計の業務内容を教えてください。
アニメにおける色の重要性をどのように考えていますか。
『夜のクラゲは泳げない』はオリジナル作品ですが、キャラクターの色をどのように決めていきましたか。
竹下監督やキャラクター原案のpopman3580さん、キャラデザの谷口淳一郎さんとはどのように色について話し合いましたか。
『夜のクラゲは泳げない』は現実の東京を舞台にしていますが、色を決める際、どの程度現実を参考にしていますか。
劇中イラスト原案のはむねずこさんとも色についてご相談しながら進めているのですか。
『夜のクラゲは泳げない』のようなオリジナル作品と、原作(特にマンガ)ものでは色彩設計のお仕事のやり方に違いはありますか。
色彩設計という仕事の魅力・面白さはどんな点にありますか。
『推しの子』『夜のクラゲは泳げない』をはじめとして、これまでの動画工房の作品は色が印象的な作品が多いですが、各作品について色のこだわりについて。
色のセンスを磨くために普段心がけていることはありますか。
推しの子、カラースクリプトについて
デジタル化による色の増殖について
撮影演出の深化で色彩設計の仕事は変化しているか。
夜のクラゲは泳げないについて、MVもやっている?
夜のクラゲ、色設定は多い方ですか。
どの程度、細かく色指定しているか。例えば目のパーツなど
配信などで観られる画面が増えているが、基準はテレビ放送か、配信で意識することはあるか。
全話納品について
 
 
構成

Thesis
動画工房のスタジオの特色を色が出しているか否か
 

Point4つ
色彩設計の重要度について
夜のクラゲ、推しの子、オリジナルと原作でやることは違うか
色彩設計の楽しさ
動画工房の「色」とは
 

Intro

アニメの色は重要だ。

今、放送中のオリジナルアニメ『夜のクラゲは泳げない』がビビッドなカラーで視聴者の目を引いている。鮮やかで彩度の高い色彩で豊かな世界を彩っている。

本作の色彩設計を務める動画工房の石黒けい氏に、色彩設計の仕事について話を聞いた。 
 
 
Body1 色彩設計の重要度について

– 色彩設計の仕事は、キャラクターや小物など、セルで書かれる全てのものに色をつける
– 1作品のキャラクター全体で、ノーマルの色だけで120程度の色設定がある
– シーンごとの色替えも120程度作成する
– 同じ部屋でも、光源や時間帯、キャラクターの心情によって色が変わる
– 監督によって色の重要性の捉え方は異なる
– 色彩だけでなく、作画、演出、撮影など各部署の総合力で作品が作られる
– 最近は複雑な光の表現が増え、基本の色設定も増えている
– 撮影処理での色変更は全体的な色味の変更になり、細かい調整が難しい
– セルで色替えを作った方が、より細かく綺麗な表現ができる
 
 
Body2 夜のクラゲ、推しの子、オリジナルと原作でやることは違うか

– 「クラゲ」では照り返しトレースや色トレスを使用し、色数が増えている
– 影中の光などの表現も最近は必ず作っている
– キャラクターデザインの谷口さんとは長年の付き合いがあり、色彩に関しては任せてもらっている
– 原案の色を統一し、監督の希望で濃い目の色で作り始めたが、最終的には調整した
– 漫画原作の場合、原作のカラーイラストを参考にし、必要に応じて質問して情報を得る
– オリジナル作品の場合、監督やキャラクターデザイナーと相談しながら色を決める
– 背景美術を基準にキャラクターの色を作る
– 「クラゲ」では、最初のボードを基準にノーマルカラーを作成し、背景の彩度を上げてキャラクターとのバランスを調整した
– 竹下監督は撮影の細かい処理にこだわりがあり、
– 作品によっては、色数を抑えることで世界観に合った表現をすることもある
 
 
Body3 色彩設計の楽しさ

– 色彩設計の仕事を約20年続けている
– デジタル化で色数は大幅に増えたが、その後の変化は色彩設計者次第
– 仕事のやり方自体はあまり変わっていないが、AI導入で変わる可能性がある
– 作業中は大変だが、新しい作品で色を決めたくなるのがやりがい
– 放送前納品でも、個々の締め切りはあり、スケジュール管理は重要
– 透明な物の色表現に特に興味があり、それを表現できる機会を楽しんでいる
– 色彩は感覚的な面が大きいが、理論も存在する
– 単純に同じ割合で色を暗くするだけでは綺麗な影は作れない
– 色彩の仕事には絶対の正解がない
 
 
Body4 動画工房の「色」とは

– キャラクターの色を決める際、影を綺麗に見せることを重視している
– 単純に色を落とすのではなく、彩度を上げたり色素を調整したりして、クリアに見える影を作る
– 他の色彩設計者と具体的な手法について話し合ったことはないが、似たようなアプローチを取っているかも
– 自身の色彩設計が動画工房の作品の特徴になっているかどうかは分からない
– 動画工房らしさについて、自分では判断しづらい
– 爪や目のハイライトなど、細かい部分の色使いが会社内で共通化されている可能性がある
– 他社のカラーモデルをあまり参考にしないため、会社内で独自の進化をしている可能性がある
 
 
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メモ終わり。

アニメでまず人の目を引くのは色だったりしますよね。作品の印象を大きく左右する要素ですから、アニメの色について、もっと知りたいと思うようになる取材でした。また色指定の方のお話を聞いてみたいな思いました。
 
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