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『デデデデ』制作の裏側:子育てと両立する美術監督の挑戦とプロダクション・プラスエイチの革新的アプローチ

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Brancに、映画『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション(以下、デデデデ)』のプロデューサー本多史典氏と美術監督の西村美香氏に取材してきました。

『デデデデ』美術監督は育児とアニメの仕事をどう両立させたのか。「自分の生活を大事にする」チーム作りの大切さ | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-

以前、IMARTのトークショーにて、西村さんが子育てしながらのアニメ作りについて語っておられて、『デデデデ』での体験に言及されていました。
アニメ制作者たちが語る、子育ての苦労と楽しさ。託児スペースつきのアニメ会社の話も【IMART2023】 | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-

その話がとてもおもしろくて、大切な内容だと思ったので、改めて取材をさせていただいた次第です。西村さんは美術監督の大役を、0才児の双子を育てながらこなしてみせたということで、会社としてそれをどうサポートし、どのようなワークフローで臨んだのかについて、詳しく聞いてきました。

作品の質とワークライフバランスをどう考えるか、お二人の話はとても示唆に富む内容なので、是非読んでください。
 
 
以下、原稿作成時のメモと構成案。
 
 
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参考
Production +h.
アニメ制作者たちが語る、子育ての苦労と楽しさ。託児スペースつきのアニメ会社の話も【IMART2023】 | Branc(ブラン)-Brand New Creativity-
ラフ原システムを見直しレイアウトシステムに―「宇宙キャンパー/チッチ」を制作したプロダクション・プラスエイチの狙いとは【あにめのたね2022】 | アニメ!アニメ!
「+h.はやっぱり自分が今までやれなかったことを自分の裁量で自由にやりたいと思っています」 ー 本多史典氏へのインタビュー – fullfrontal.moe
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御社の公式HPには、「危機的なアニメーション業界の生き残りをかけて設立した」と書かれていましたが、危機的なアニメーション業界とは、具体的にどんなものか教えていただけますか。

いろいろあります。一番は、労働環境を改善しないと業界に人が入ってこないこと。クリエイターだけでなく制作も含めて、お金があるゲーム業界などに人材が流れてしまいがちなので、どうにか変えないといけない。人材の確保が一番重要で、そのために労働環境を改善したいと考えています。
 
 
構成
Point3つ
子育てしながらアニメ制作の実践
デデデデの魅力とこだわり
プラスエイチの目指すもの、スタジオの魅力
 
 
Intro

デデデデの公開。2020年設立のプラスエイチが制作

子育てしながらの制作体制を支えた仕組み作りを実践。

昨年のIMARTでも語られたその詳細と、作品の魅力、スタジオの目指す方向について聞いた
 
 
Body1子育てしながらアニメ制作の実践
– オファーの背景: 本多氏が西村氏を今回の美術担当に選んだ理由は、彼女がアサノ作品のファンであり、適任だと判断したため。

– 仕事と子育ての両立: 西村氏は育休明けに美術の仕事に復帰。両立の難しさを感じながらも、チームを組んで対応する方法を模索。

– サポート体制: プラスエイチと本多氏が、リモートワークやチーム作りなどで西村氏を支援。安定した契約と環境を提供。

– 美術監督補佐の役割: 西村氏は美術監督補佐の重要性を理解し、自らの経験を活かしてチームを組織。補佐の役割を担う3名の存在が不可欠だった。

– 子育て環境と協力体制: チーム内にも子育て中のメンバーがおり、互いに助け合いながら仕事を進めた。

– 業界の時間的な課題: アニメ業界は不規則な勤務が多く、子育てとの両立が難しいが、支援体制の整備で乗り越えた。

– 美術の評価: デデデの美術は高く評価されており、特に原作のイメージを壊さないよう努めたことが成功要因。
 
 
Body2デデデデの魅力とこだわり

– 美術に対するこだわり: 西村氏は、原作ファンの目線で原作のイメージを崩さないように細部にこだわりを持って美術を制作した。特に、写真や手書きの素材を使いながら、統一感を持たせるために細かい調整を行った。

– 制作過程の工夫: 海外のスタッフとも協力し、日本舞台の正確な素材を提供することに注力した。手書きの素材をデジタル化して使用することで、デジタルと手書きの融合を実現。

– 作品の見どころ: 原作ファンを裏切らない作品作りを目指し、背景の細部にまでこだわりを持って制作。劇場での大画面での鑑賞を推奨。

– エンディングの意図: 原作ファンが望んでいた真のエンディングを提供し、音響にもこだわりを持って制作したことを強調。劇場での迫力ある体験を期待してほしいと述べている。
 
 
Body3 プラスエイチの目指すもの
会話の要点は以下の通りです:

– プロジェクトの大規模性とクオリティ: 作品のクオリティを高めるために、スタッフのワークライフバランスも考慮しながら運営されている。個々の働き方に合わせた柔軟な仕組みが導入された。

– 予算とスケジュール: クオリティの高い作品を作るために、詳細な見積もりを作成し、クライアントと交渉して予算を確保するスタイルに変わってきている。

– スタッフへの報酬: ヒットした作品の利益をスタッフにも還元する仕組みを導入。成功報酬の配分が検討されているが、作品によって異なる。

– デジタル化と効率化: アニメ制作において、アナログからデジタルへの移行が進んでいるが、より効率的なデジタルワークフローの構築が課題。Googleドライブを活用して、リモート環境でも全スタッフがスムーズに作業できるように工夫されている。

– 若手スタッフの育成: 新規スタッフの募集において、会社や作品へのロイヤリティを重視し、長期的にスタジオに貢献できる人材を育てることを目指している。

 
 
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メモ終わり。

個人的に、プロダクション・プラスエイチは注目しているスタジオです。創業してまだ数年ですが、ハイレベルな作品を2本続けて放っており、とても意欲的な企画に取り組んでいます。こういう尖ったスタジオが新しくできたことを頼もしく思っていますし、ワークライフバランスの考え方も素晴らしいですね。
 

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