一般社団法人日本芸能従事者協会が6日、衆議院第一議員会館で院内集会を開催したので、その模様を弁護士JPで書きました。
「時給換算300円程度」映画監督ら“やりがい搾取”の深刻さ訴える…国会議員「フリーランス新法へ生かしたい」 | 弁護士JPニュース
この協会は、芸能関係者のフリーランスの権利向上のために活動している組織で、歌手や映画監督、俳優や校正者、舞台演出家、美術家など様々な職能の人たちで構成されています。「全国芸能従事者労災保険センター」を運営したり、ハラスメントの防止セミナーなど様々な活動をされています。
今回は、衆議院会館で国会議員の方を前に、いろいろな職能の方たちが窮状を訴えるというもの。芸能関係の労働環境の是正を求めて多くの人が発言しました。
これを受けて、議員の方々からも、いろいろな声が上がりましたので、そうしたことも含めてレポートしています。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
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【6/6】国会へ声を届ける会「芸能従事者・クリエイターの実態と課題」 – 一般社団法人日本芸能従事者協会
国会へ声を届けよう!芸能従事者・クリエイターの実態と課題 | Peatix
Intro
芸能従事者・クリエイターの実態と課題を国会議員に届けるために、一般社団法人日本芸能従事者協会が、衆議院第一議員会館の多目的ホールで会合を開催した。
同協会は、あらゆる業種の芸能実演家とスタッフで構成される団体で、フリーランスが多い芸能の世界で社会保障を実現した特別加入労災保険制度運用のために発足した「全国芸能従事者労災保険センター」に加入した芸能従事者たちがつながり、生まれた協会で、芸能関係専門のフリーランスネットワークだ。何かと不利な立場に立たされやすいフリーランスの芸能従事者たちの権利を保護する活動や、身体と精神の健康を保ちながら活動できる環境整備のために活動している。
(参照:https://artsworkers.jp/business/)
当日は、歌手や映画監督、声優、校正者から美術家、舞台演出家など多くの職種が国会議員に現状を訴えた。
Body1 フリーランスの賃金の低さ、待遇の改善が急務
偽装フリーランス問題
実質派遣社員と同じ業務をしているのに、フリな状況に立たされている。
高橋文枝
偽装フリーランス事件、
常駐フリーとは、業務委託でありながら客先に常駐して、実質的に労働者と同等の働き方をしている者のこと。
校正プロダクションに常駐していた。出版社にいく。
この働き方は労働者派遣ではないかという疑問
請け負いは
覇権浪々者と常駐フリーランスには有給休暇もない。交通費もないことが多い。雇用保険もなし。労災もなし
派遣社員と同様、毎日出社して同じように働いているのに、待遇改善をうったえても駄目だった。
出版フリーランスに加入して待遇改善を求めている。
映画監督の深田監督
深田監督
監督はフリーランスで、報酬が低い。
基本的には雇用。長編一本200万くらい、準備に8年かかっていることもある。
生活はできない。
スタッフ時代、美術のスタッフ。3億円の作品。時給で計算してみると300円だった。
限りなく労働者性が高い。
保障の少ない現状では貧乏に耐えられる環境だから生きられる。才能や努力よりもそういう要素が多い。
スタートラインで勝負が決まってしまっている現状がある。
フリーランスは最低賃金がない。労務費を決めればできないことはない。建築業界のように。
村上華子
パリから参加
アーティストがリスペクトされていないと多々感じる。日本では。
美術関係者のプラットフォームを立ち上げた。
そのアンケート
報酬に関するアンケート回答者の半数は経費をのぞく報酬は実質〇だった。
決まった予算から経費を除くと何も残らなかった。企業がだすものと認識されていない、やりがい搾取など。
報酬ガイドラインが必要と95%がイエスと回答。
黒澤セリ
チケットノルマの問題について。
演出家もフリーランスの受注側が多い。
サッカーの監督みたいな仕事。
俳優やスタッフもいてほぼフリーランス。
契約の時、謝礼の提示がないことが多い。いくらですかと聞かないと教えてくれない。
チケットノルマはお金がマイナスになる
出演の時にチケットを買い取って出演する契約を結ばされる場合がある。友達や知り合いに売ることをしてそれはギャラにならない。
そんな風習がある。
出演者がたくさんいる方が興行しやすい。ダブルキャストになれば倍の出演者になる。
普通はギャラをもらって芝居するのではないか。場合によってはノルマでむしろ支払って出演している。
Body2海外の事例
福間みゆき、クランクインのためこれない。
国際共同製作を手掛けている。
海外の事例。一番の違いは労働環境が違う。
撮影はフランスで8時間と決められている。土日は倍のお給料となる。
母親のスタッフが多い。撮影助手はシングルマザーだった。子育てのルーティンを崩すことなく仕事と両立できている。
フランスの女性監督の活躍のベースにこういう制度がある。
映画界からさっていく女性監督が日本には多い。
ベイビーブローカーの韓国では、一日10時間まで、完全休養日もある。個人の生活を整え、ワークライフバランスがとれていた。若いスタッフが多い。
えいてきは努力目標でしかない。自分の作品でも試行錯誤が続いている。
日本は生活を犠牲にしてやるのがプロと考える人が多い。
村上華子
パリから参加
アーティストがリスペクトされていないと多々感じる。日本では。
美術関係者のプラットフォームを立ち上げた。
そのアンケート
報酬に関するアンケート回答者の半数は経費をのぞく報酬は実質〇だった。
決まった予算から経費を除くと何も残らなかった。企業がだすものと認識されていない、やりがい搾取など。
報酬ガイドラインが必要と95%がイエスと回答。
6ヶ国で調査。
国ごとに根拠が違う。
日本の実情にあったものは、
ガイドラインの策定とそれを強制力を持つものにしたい。
Body3その他、
東映セクハラ、アイドルの自殺
ろう者の働きやすい環境や、
ミニシアターへの支援を訴えるなど。
Conclフリーランス新法
まだ知らない人が多い
内閣府、やたわかこ 総理大臣補佐官
労働搾取のある中で我慢して働いてこれらたのが積みあがってきたのがわかった
安心して働ける環境を作らないといけない。
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メモ終わり。
今年の秋始まる予定のフリーランス新法でどう変わっていくのか、まだわかりませんが、状況が改善されることを期待しています。
フリーランス新法については、その内容をレポートしていますので、以下のエントリーを参照してください。
【保存版】フリーランス必見!2024年秋施行の新法で変わる働き方 – ハラスメント対策から報酬支払いまで – Film Goes with Net
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