リアルサウンド映画部に、『七つの大罪 黙示録の四騎士』のレビューを書きました。
『七つの大罪 黙示録の四騎士』の奥深い人間ドラマ コメンタリーから紐解く名演の裏側|Real Sound|リアルサウンド 映画部
タイアップ記事です。ブルーレイBODYが発売されるのに合わせて、本作の魅力をわかりやすく伝えることを主な目的としています。
正統派の冒険活劇で、天真爛漫な主人公がどんどん成長していき、仲間を得ていくという少年マンガらしい展開が持ち味の作品です。そこをしっかり踏まえつつ、ブルーレイBOX2の内容を噛み砕いて、映像特典の内容も解説しています。
パーシバル役の小村将さんはこれが大きな役を演じるのが初めてですが、コメンタリーでは堂々とした振る舞いを見せてくれます。役と一緒に成長させるという意図もあってのキャスティングだったことが、音響監督とのコメンタリーで明かされます。昔のアニメはそれなりに長く展開するものがあったので、そういう意図のキャスティングって結構あったようですけど、昨今は短いアニメが多いので、なかなか役と一緒に成長させてもらえる機会は多くありません。小村さんは非常に幸運で、それだけ期待されているのだろうなと思いました。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
—————–
Point3つ
黙示録の四騎士はどんな作品か、概要
BOX IIに含まれる内容のレビュー、13~24話
特典の見どころと6月30日のイベントについて
Intro
冒険活劇はいつだって、いくつになっても面白い、ワクワクさせてくれる。
次代を彩る
七つの大罪の正当な続編「黙示録の四騎士」は仲間とともに世界を駆け巡る王道の中の王道といえる冒険活劇
Body1黙示録の四騎士とは
祖父に育てられたパーシヴァル、父が祖父を殺したことで、敵を討つために1人旅に出た。長い旅の果てにたどり着いた大陸「ブリタニア」で多くの仲間に出会うことになる。
↓
アーサー王のキャメロット
遠くない未来、世界を滅ぼす「黙示録の四騎士」が現れるという予言、パーシヴァルはその四騎士だと目され、キャメロットの聖騎士たちに命を狙われることに。
しゃべる狐のシンや臆病だけど本当は正義の心を持つドリー、薬師のナシエンス、ウソや隠し事があることを見抜く魔力を持つアンたちを仲間にして、世界の不思議に目を輝かせながら、道中多くの困難を仲間と一緒に乗り越えていく。キャメロットと相対する勢力・*リオネス王国を目指して旅をする。*
七つの大罪の続編という位置づけで、一部に過去のキャラクターが物語に関わってくるが、七つの大罪を知らなくてもすんなりと理解できる構成とストーリーになっている。
天真爛漫なパーシヴァル、臆病だが人いちばんやさしく勇敢な気持ちを奥底に秘めるドリー、冷静沈着なナシエンスに勝気なアンと個性豊かなキャラクターたちの心躍る冒険をダイナミックかつ楽しく描いた作品だ。
Body2 BOX II
13話から24話が収録されるBOX IIの内容は?
四騎士が勢ぞろい、パーシヴァルたちがリオネス王国にいよいよ到着。四騎士揃っての活躍が描かれる。
四騎士のキャラクターを紹介
七つの大罪の主人公、リオリダスを始め、懐かしの面々が多く登場するので、原作やかつてのアニメシリーズのファンには懐かしい一方で、新規の方も置き去りにするような描写はない。
敵ながらら憎めないペルガルドの存在、ランスロットとジェリコの関係など、キャラクター同士の関係性の描写が拡がり、群像劇的な様相を呈しつつ、ガウェインやトリスタンなどがシンの実力を発揮し、四騎士が揃って活躍していく展開が魅力のクールとなっている。
多種族がリオネス王国での戦いがクライマックスとなるこのクールでは、人間だけの理想世界を作ろうとするキャメロット陣営と多人種が暮らすリオネス王国を対比するためか、戦うことを好まない平和的な魔人族が登場するなど、単なる完全懲悪ではおさまらない深さが出てくる。
Body3 映像特典の内容は?
オーディオコメンタリーの魅力
• 32ページブックレット(各話紹介、キャラ設定、美術ボードなど)
第一話のコメンタリー、小村将(パーシバル役)、小泉紀介(音響監督)
は珍しいかも。
オーディオコメンタリーは、パ―シバル役の小村将各話のコメンタリーを務め、それぞれの話数で相手役が異なる。
小村はこの役が初主演、初の大きな役どころとなる若手声優。コメンタリーもこれが初だというが、とてもしっかりした印象を受ける。真摯に芝居に取り組んでいることがよくわかる
1話は声優が最も多く接するスタッフである音響監督の小泉紀介とのやりとりでは、オーディション時のエピソードを披露してくれる。
男女ともにパ―シバル役の候補が100人以上いるなからで選ばれたそう。
その記念すべき第一話のアフレコはキャストはたった3人。しかも大塚明夫と森川智之という大御所二人に囲まれて、ほぼ新人に等しい小村がどう感じていたのかを赤裸々に話しているし、そんな小村を音響監督がどう芝居を導いていたのかが明らかになる。
若手のパ―シバル隊とのやりとりは、中の良さを見せつけている一方、内山昂輝や村瀬歩とのコメンタリーでは、貪欲に芝居のことを話す小村。真摯に芝居に取り組んでいることがよくわかる。
パ―シバル隊の中で1人キャリアの長い内山昂輝がいかに芝居に貢献しているのかもよくわかる。
—————–
メモ終わり。