リアルサウンド映画部に、『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ~とべとべ手巻き寿司~』のレビューを書きました。
『クレヨンしんちゃん』3DCG化は何をもたらしたのか “デフォルメ”の魅力を見事に立体化|Real Sound|リアルサウンド 映画部
シリーズ発の3D作品なので、ここでは3DCG作品になったことでどんな表現ができるようになったか、どう3Dという立体表現でしんちゃんのテイストを作り込んでいるのかについて書いています。
かなり2D向きの作品というか、2Dならではの絵なので3D化自体が難しいタイプの作品です。同じ白組の作った『STAND BY ME ドラえもん』とも異なるアプローチをしているので、比較したりもしています。
以下、原稿作成時のメモと構成案。
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参考
『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE』3DCGスタッフインタビュー | アニメイトタイムズ
おそらく『しんちゃん』も「絶対に3Dにしない方がいい」と思われていた作品ですが、これまでつくってきたものと異なる表現にすることによって「こういうことができそうだな」という可能性が広げられました。そういう何かしらの理由があれば、挑戦してみてもいい表現だと思います。
プロデューサー・吉田有希 / 馬渕吉喜が語る 新しいチャレンジのしんちゃんを大人にも観てほしい『しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜』 – otocoto | こだわりの映画エンタメサイト
Thesis
3D表現について
※TV放送に合わせた記事
↓
カジュアルに観る人たちが「どうなのか?」と思う疑問に答える内容がいい
Point3つ
普段の2Dしんちゃん映画とどう異なるか
普段の2Dの魅力をどう3Dに引き継いだか、そして3Dで何を足したのか
2Dを3Dにすることの意義・・・ドラえもんの時との比較も入れるか
Intro
放送情報
作品情報とあらすじ概要
2D作品としてお馴染みのしんちゃんが3Dになってどう変化したのか。
Body1 普段のしんちゃんの2D的魅力
しんちゃんのデザインはすごくキッチュにデフォルメされている。2Dならではの感覚がある。
↓
2D的ウソと誇張の魅力の塊
ケツだけ星人は2Dの魔術によって生まれたと言っていい。
有名なしんちゃん口の発想も2Dじゃないと出てこない。
Body2 3Dは何を足したか
2Dの魅力をどれくらい3Dに引き継いでいるのか。
原作準拠してキャラクターデザインを発展させていった。
そして、どんな魅力を3Dで足したのか。
それがわかるシーンを抜き出して解説する。
Body3 2Dを3Dにする意義
ドラえもんの3D映画の時と比較してみる。
大ヒットしたドラえもん。目新しさだけではなく、3Dの生き生きとした立体感もまた、馴染みあるフィクションのキャラクターの息吹を感じる点で貴重
中国でも大ヒットを記録。2Dより3Dアニメーションの方が馴染みある市場というものは存在する。
同時に2Dでしか発明されなかったであろう表現の面白さを再確認できる。
しんちゃん口など。
普通に今享受している表現も、3Dにしてみると普通じゃないことがわかる。
ディズニーの手描き時代のキャラクターと近年のCGベースのキャラクターを比較すればよくわかる。手描き時代のディズニーのキャラクターたちは、縦横無尽に形を変化させ、特徴を誇張するようにデフォルメが効いて、シルエットだけでもキャラクターがわかるようなデザインが多いが、近年のCGベースのキャラクターはもっとリアルな人体構造に近いデザインが多くなっている。2Dのデフォルメされた構造を立体で表現すると違和感があるからだろう。
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メモ終わり。
3Dのしんちゃんは、とりあえず一度やってみたという感じでしょうが、それ自体は新鮮で良かったとは思います。本作はむしろ内容的にどうなのか、という感じがしますけど。
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